6月から11月末まで各種がん検診を実施しています。がんの中でも死亡者数が最も多いのが肺がんです。肺がん・結核検診は40歳以上の人が対象です。
■肺がんから自分や周りを守る
肺がんは初期症状がほとんどないのが特徴です。進行して初めて症状が出ることも。肺がんに詳しい久留米大学医学部放射線医学講座の藤本公則教授に話を聞きました。
肺がんの最大の原因は喫煙です。がんが見つかって喫煙を後悔する患者をたくさん見てきました。多くの喫煙者は薬物依存の一つであるニコチン依存の状態。本人の意思だけでやめるのは簡単ではありません。市の禁煙相談や医療機関の禁煙外来を活用してください。喫煙していない人でも受動喫煙が原因で肺がんになることも。自分だけでなく、大切な人を守るためにも禁煙しましょう。
PM2.5などの大気汚染や女性ホルモンの影響で肺がんになることもあります。肺がんはせきやたんが続いたり、たんに血が混ざる「血たん」がでたりすることもありますが、無症状も多いです。肺がん・結核検診は胸部X線検査で行います。5分程度で終わる簡単な検査です。自分は大丈夫と思わず、定期的に検診を受けることが大切。がんだけでなく、他の病気の発見につながることもあります。
■検診は正しい間隔で
がん検診の受診間隔は、見つけられなかったがんが次の検診までに大きくなったとしても、早期発見できるよう定められています。異常がなくても、毎回受診することが大切です。
■集団会場や医療機関で受診
受診会場は、本庁舎や久留米赤十字会館などの集団会場や、医療機関など自由に選べます。受診項目や医療機関は、「けんしんガイドブック」や市ホームページで確認してください。
◆がん検診の申し込み方法
◇集団会場で受ける
・インターネットで予約
・電話で予約
(9時~17時、祝日を除く月曜~金曜)
【電話】0120-489-961
◇医療機関で受ける
・医療機関に直接連絡
◎予約サイト
◎医療機関一覧
◎禁煙に関する相談はこちら
※QRコードは本紙P.9をご覧ください。
問合せ:健康推進課
【電話】0942-30-9331
【FAX】0942-30-9833
<この記事についてアンケートにご協力ください。>