令和4年度の決算の内容をお知らせします。詳しい決算の内容については市ホームページの「市政情報→政策・財政→財政状況」および財政課内で閲覧することができます。
■歳入
令和4年度歳入:449億5,176万円
■歳出
令和4年度歳出:429億4,378万円
詳しくは、本紙またはPDF版掲載の二次元コードよりご覧ください。
■グラフ用語の解説
地方交付税:所得税など国が徴収した税金の中から、市の財政状況に応じて交付されるお金。
国県支出金:事業など特定の目的の費用として、国・県から交付される補助金等のお金。
市債:大きな事業を行うために、国や金融機関から借り入れるお金。
※借入金に対しては、内容に応じ、元利金償還の時、その財源として国から交付税が充てられます。(例:過疎対策事業債は元利金の70%算入など)
■決算の状況
令和4年度は、国県補助事業等の財源を効果的に活用しながら自主財源を有効に使い、財政の安定運営を進め、財源の重点的な配分を行いました。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止、市民生活や地域経済対策に取り組みながら、少子高齢化対策、安心安全なまちづくりの推進、子育て相談支援事業、観光の振興、過疎対策や定住促進、防災・減災対策などの事業を推進してきました。
一般会計決算額は、歳入で449億5176万円、歳出で429億4378万円、差引き20億798万円となります。このうち、繰り越した事業に充てる額は4億4407万円で、差引き15億6391万円の黒字決算となりました。
■健全化判断比率(表1)
健全化判断比率および資金不足比率は、令和4年度の決算状況を法律に基づき全国統一の指標として計算したもので、基準を超えた場合は、財政健全化計画を策定し、計画的に健全化に向けて取り組まなければなりません。
八女市は、国が示している基準を下回っており、地方公営企業の資金不足も生じていません。
[健全化判断比率](表1)
※実質赤字額および連結実質赤字額がなく、将来負担比率は算定されないため、数値は「ー」と表示しています。
・実質赤字比率「-」については、普通会計(一般会計・矢部診療所特別会計)において黒字であることを意味しています。・連結実質赤字比率「-」については、普通会計にその他の特別会計を含め、黒字であることを意味しています。
・実質公債費比率は、その年度の標準財政規模に対して起債(借金)の返済額(公営企業分や一部事務組合の起債を含む)の割合を出したものです。
・将来負担比率「-」については、負債に充てるための財源が負債額を上回っていることを示しています。
■八女市の財政を家計に例えたら(令和4年度決算)
令和4年度の一般会計決算額を1か月当たりの収入30万円の家計に置き換えてみました。
・自主財源(28.9%)(上表表記:自主)
家庭…8万7千円 市…130億2千万円
・依存財源(71.1%)(上表表記:依存または依)
家庭…21万3千円 市…319億3千万円
依存財源の内、国・県の補助金等を活用した財源(59.7%)(上表表記:活)
家庭…17万9千円 市…268億3千万円
・義務的経費(39.8%)
家庭…11万4千円 市…171億1千万円
・その他の経費(40.9%)
家庭…11万8千円 市…175億5千万円
・投資的経費(19.3%)
家庭…5万5千円 市…82億8千万円
※1市の場合、借入金の元利償還金の返済(公債費)にあたっては、その一部が国から地方交付税として交付されます。
よって、市の実質負担は小さくなります。
■一般会計市債・基金残高の推移
※平成22年度から令和4年度までの一般会計市債・基金残高の推移です。
※臨時財政対策債とは、普通交付税(国からの交付金)の代替財源のため市債償還に対して、全額国から補填されるもので、実質借金ではありません。
(単位:億円)
問合せ:財政課財政係
【電話】23・1346
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