■韓国巨済(コジェ)市サンムン高校生 福島高校と交流
姉妹都市である韓国巨コジェ済市より、サンムン高校生徒や教員16人が八女市を訪問しました。1日目は市長表敬訪問後に市内を見学し、手すき和紙や伝統工芸見学を行いました。2日目は福島高校を訪問し、抹茶を使ったお菓子作りや浴衣の着付けを体験しました。福島高校では韓国文化を学ぶ「コリアン・スタディーズ」が創設されており、サンムン高校生も学校で日本語を学習しているため、韓国語と日本語を交えながら会話しました。サンムン高校生は「八女市は茶畑の景色が美しく、お茶がとても美味しかった」と2日間の滞在を楽しみました。
■Aloha Monarch ハワイまつり2024開催
「Aloha Monarch ハワイまつり」は福岡県とハワイ州の姉妹提携に寄り沿う交流イベントとして2009年にスタートしました。今年から、福岡県ハワイ州提携45周年(2026年)に向けて、開催場所を県内各地域へ広げ、ハワイと深い関わりを持つ八女市上陽町のダニエルイノウエミュージアムと連携し、9月23日(振休)~9月28日(土)までハワイとの交流の歴史と、文化を発信する催しが開催されました。オープニングセレモニーでは華麗なフラが披露されました。
■伝統芸能「風流・はんや舞」を奉納
星野村の伝統芸能「風流・はんや舞」が9月15日(日)、池の山麻生池そばの麻生神社で行われました。約800年前から続く伝統芸能「風流・はんや舞」。「はんや舞」は、貞応元(1222)年、猫尾城主の黒木氏が国家安全と風雨無難を祈り奉納したと伝えられており、県の無形民俗文化財に指定されています。星野村の4地区ごとに「風流」と「はんや舞」が披露され、激しく勇壮な「風流」と、優雅な「はんや舞」の対照的な踊りに多くの見物客から盛んに拍手が送られました。
■五條家の宝物を公開
南北朝時代に南朝方の征西将軍懐良親王に従い補佐役として九州に下向した五条頼元を始祖とする五條家ゆかりの宝物を一般公開する「五條家御旗祭」が9月22日(祝)、黒木町大淵の五條家で行われました。
当日は、後醍醐天皇から懐良親王に下賜された「金烏の御旗」などが公開されました。また、神事や講和のほか、大淵地区の児童15人が、地元で歌い継がれる「五條家元卿のうた」を合唱。五條家宝物顕彰会の月足靖彦会長は「地域が世代を超えて固い絆で結ばれてい
る」と喜びました。会場には市内外から約100人が見物に訪れ、宝物を熱心に見入っていました。
■良成親王をしのぶ大杣公園祭
後征西将軍良成親王の命日となる10月8日(火)、御陵墓のある矢部村で約600年前から続いている「大杣公園祭」が行われました。
良成親王は後村上天皇の皇子で、後醍醐天皇の孫にあたります。叔父の懐良親王の後を継ぎ、南朝再興のために九州各地で戦いましたが、南朝の再興かなわず矢部の地で亡くなりました。当日は、地域住民をはじめ、宮内庁や南朝にゆかりのある奈良県吉野町や熊本県菊池市の関係者など150人が参加し、若くして亡くなった親王をしのびました。式典では、地元保存会による公卿唄や浦安の舞が奉納されました。
■中秋の名月を愛でる観月会
中秋の名月を眺めながら秋の一夜を楽しむ観月会(黒木文化連盟主催)が9月17日(火)、黒木町「学びの館」で催されました。
約100人が見物に訪れ、琴や尺八、ハーモニカの演奏を聴いたり俳句、吟詠を楽しみました。また、茶席も振る舞われ、美味しい八女茶に舌鼓を打ちながら、秋の一夜を楽しみました。
■歌人菊池剣をしのぶ冬山忌
9月29日(日)、黒木町築山公園で黒木町ゆかりの歌人、菊池剣(本名:松尾謙三)の遺徳をしのぶ冬山忌碑前祭が行われました。菊池剣はやまなみ短歌会の創始者で、黒木町に居住し、勤めの傍らに歌を詠み、冊子「やまなみ」の編集者として活躍しました。
式典にはやまなみ短歌会会員、黒木文化連盟会員など市内外から約40人が参加して遺徳をしのびました。
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