■夢あふれる未来へ
第70回八女市二十歳の成人式が1月7日(日)、おりなす八女で行われました。今年の対象者は575人。令和4年4月から、成人年齢が18歳に引き下げられましたが、市では「二十歳の成人式」として、これまで通り20歳になる人を対象に開催しています。会場は振袖姿やスーツ姿などで華やかな雰囲気の中、20歳の皆さんは、友人との久しぶりの再会を喜びました。
成人式は8人の実行委員会(木庭菜琉実行委員長)により企画・準備・運営されました。式典の中で、三田村市長は「大人としての自覚と責務を持ち、自らの手で新たな扉を開いてほしい」とエールを送りました。
木庭実行委員長は、「今日の成人式が、この先どのような大人になりたいのか見つめなおす機会になれば」とあいさつ。「はたちの主張」では、20歳を代表して、植村友翔さんが思いを発表しました。
アトラクションでは、恩師からのビデオレターとして各学校の先生から懐かしい思い出話や今後に向けてのエールなどがスクリーンに映し出されました。
たくさんの感謝の言葉と思いに彩られた、心温まる成人式となりました。
成人式の式典中の動画はこちら(本紙またはPDF版に掲載の二次元コードをご利用ください)。(2月末まで)
■20歳の皆さんの今の想いを聞きました
○井上 智咲子(ちさこ)さん
保健体育教諭を目指して部活動や学業に励んでいます。両親や家族をはじめ支えてくれた人に感謝の気持ちを忘れずに精進していきます。
4歳から新体操に励んできた智咲子さん。現在、IPU・環太平洋大学でダンス部に所属し、昨年11月に行われた第11回チアリーディング世界選手権大会チアダンス団体部門で優勝しました。
○木下 瑠莉花(るりか)さん
育ててくれた両親を含め家族、友達、学校の先生など、多くの人に支えられてここまでくることができました。次は自分が感謝される人になれるよう精進していきます!
○下川 華瑠(はる)さん
人生に一度の成人式で実行委員として得難い経験をさせてもらいました。20年間育ててくれた両親や出会ってくれた全ての人に感謝しながら生きていきます。
○木庭 菜琉(なる)さん 実行委員長です
私は、社会人としての責任というものを大切にし、仕事を通して成長できればと思っています。また、生まれ育った八女市に恩返しができる大人になれるように頑張ります。
■はたちの主張(主張の一部を抜粋して紹介)
○コロナ過を乗り越えた仲間とともに素敵な大人へ 植村友翔(ゆうか)さん
この20年を振り返ると、良いことも悪いことも含め、さまざまな思い出が蘇ります。特に印象深いのは、高校2年の時に始まった新型コロナウイルス感染症の流行で、私たちの生活は一変しました。日常に多くの制限が加わり、長期休校や集中授業、楽しみにしていた行事の中止など、想像とはかけ離れた青春を経験しました。しかし、そんな困難な時期でも、友人たちの笑顔が支えでした。そんな日々を乗り越え、今日、この仲間たちと二十歳の成人式を迎えることができ、大変嬉しく思います。
私の名前「友翔(ゆうか)」は、友達と共に羽ばたく願いを込めて名付けられました。中学時代は心が弱く、学校を休むこともありましたが、両親や周りの大人、友達の支えで乗り越えることができました。私の20年間は、喜びも悲しみも共有する素敵な友達に恵まれました。
最後に、両親と祖父母に感謝し、素敵な大人になることを誓います。そして、今ここにいるみんな、わたしと出会ってくれてありがとう。これからも一緒にはばたいていこうね。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>