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令和6年度 施政方針

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福岡県八女市

3月定例議会で行われた三田村市長の施政方針演説を要約しています。

■地域経済支援や自然災害等に対応し持続可能なまちづくりに取り組む

◇自然災害への備えを万全に
近年は、国内外のいたる地域で自然災害が発生し、一瞬にしてかけがえのない命と平穏な日常生活が奪われております。いつどこで発生するかわからない自然災害の脅威に対して、日頃から関係機関との連携を図りながら、定期的な訓練の実施、災害時の市民の生活環境の維持のため必要な備蓄品の確保など、市民の皆さんへの防災意識の高揚に努めるとともに、常に危機感をもって日々の業務を遂行してまいります。

◇地域経済への支援
また、長期化するロシアのウクライナ侵攻を背景とした国際的な原材料価格の高騰や円安の影響等により、電気、ガスなどのエネルギー価格の高騰及び食料品価格等の高騰は、現在も市民生活や地域経済に深刻な影響を及ぼしています。本市では、これまで国県の支援策に加えて、様々な分野において市独自の支援策を講じてまいりました。今後も引き続き、市民の皆様に寄り添った、生活を守る施策、地域の賑わいの回復と地域経済が潤う施策にスピード感をもって取り組んでまいります。一方で、私たちの日常生活を一変させた新型コロナウイルス感染症につきましては、昨年5月に感染症法上の位置づけが「5類」に移行したことを契機に、地域の賑わいと地域経済の活性化が回復してきたことを実感しております。
これまでの、市民お一人お一人及び事業者の皆様の感染予防対策へのご協力とワクチン接種など、医師会をはじめとする医療従事者等の献身的なご努力に対し、心より感謝を申し上げます。

◇未来の八女市の基盤づくりに取り組む
本年度は「第5次八女市総合計画」の4年目となります。目指す将来都市像「ふるさとの恵みと誇りを未来につなぐ安心と成長のまち八女」の実現に向け、計画に掲げる8つの基本政策に基づき取り組んでまいります。
平和を脅かす国際的な紛争、自然災害への対応、長期化する物価高騰など、先行きが不透明な社会情勢の中で、誰一人取り残すことのない社会の実現と、次世代を担っていく子どもたちに「ふるさと」をどのように引き継いでいくか、そのことを中長期的な視点で真剣に検討していかなければならない、重要な局面にあると考えています。
また本年度は、八女市制施行70周年及び合併15周年と、本市の新たな発展と成長に向け、飛躍すべき大きな節目の年を迎えます。私はこの節目を、国内外に向けた情報発信、シティプロモーションの絶好の機会と捉え、さらなる地域経済の活性化、移住・定住の促進、観光交流・関係人口の創出拡大に繋げ、明るい八女市の未来に向けた新たなスタートにしたいと考えています。人口減少が危惧され、高齢化、産業の振興、福祉・教育の充実や交通問題及び買い物支援など、多くの課題が山積する中で、私は市政運営を担う責任者として、この素晴らしいふるさと八女をさらに発展させ未来に引き継いでいく責任があります。今やらなければならないことはもとより、中長期的な課題にも真摯に向き合いながら、10年後、20年後を見据えた持続可能なまちづくりに全力で取り組んでまいります。

・市議会定例会(令和6年3月)施政方針全文
・第5次八女市総合計画詳細
※二次元コードは本紙10ページをご覧下さい

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