◆はみ出せ、Z世代
10月14日「Z世代はみ出せ!コンテスト」が開催されました
北九州市は「日本一若者を応援するまち」を目指し、今年4月に自治体では全国初、唯一の「Z世代課」を発足させました。「Z世代はみ出せ!コンテスト」は、若者たちが自由な発想でまちの活性化につながる提案を行い、受賞者には最大300万円の事業補助と伴走支援(専門家によるアドバイスなど)を行うというアイデアコンテストで、応募総数29組の中から3組のアイデアが採択されました。
10月 コンテスト
10~3月 事業実施
3月末 成果発表会
◇もっとド派手に!北九州市成人式 in VR
VR(バーチャルリアリティ)と現実をつなげる新しい成人式の形を提案!
グランプリ1位 渡邊祥気さん(26歳・市外)
「オタクシティの魅力を全国の人に知ってもらいたい」
ロボット開発に携わった経験を生かして、育った地である北九州市を盛り上げたいという思いで企画を考えました。普段、企業の人たちと接する中でも、「どの分野でも一流の人と戦っていくには覚悟が必要」と感じていたので、企画を考える際も、自分のやりたいことをしっかりと見つめ直し、「オタク」としての覚悟を決め本腰を入れようと思いました。
今回の提案は、VRを活用して、“現実を超えたド派手”なVR成人式を開催するというものです。「あるあるCity」を中心に北九州市は“オタクのまち”としてのポテンシャルがあると思います。今回、賞もいただいてプロジェクトを進めていくので、ぜひオタクシティを先導できるような存在になっていけたらと思っています。「北九州市のオタ活(オタク活動)はいいよね」と、このまちの魅力を全国の人が知っているような都市になっていったら面白いですよね。
VR成人式は、1月に開催します!
◇コーヒー豆で北九州の農業に新時代の種をまく「小倉珈琲園プロジェクト」
コーヒー豆を使った新しい農業の可能性を提案!
2位 上野烈さん(28歳・市内)
「農業の高齢化問題と働き手不足を解決したい」
園芸店の仕事で農業と関わる中で、深刻な人手不足と高齢化を何とかしないと…という危機感がずっとあったんです。そのためには今までと農業の形を変える「新しいもの」を作らないといけないと模索していて。そんな時に「コーヒー豆の生産」という考えに行き着き、これなら若者が農業に興味を持ってくれて、人手不足・高齢化も解決できるんじゃないかとワクワクしました。また、そのタイミングで今回のコンテストの開催を知って、「やってみよう」と背中を押してもらいました。
将来は「北九州市といえばコーヒー豆の産地だよね」といわれる、そんなまちにしていきたいです。
北九州の地でコーヒーを育てます!
◇Z-Care Future:Next-Gen
福祉ロボット都市プロジェクト
次世代の福祉ロボットを活用した都市プロジェクトを提案
3位 山﨑駆さん(26歳・市内)
「北九州の強みを生かし、世界のモデル都市へ」
2040年、我々Z世代が生産活動の中心となる時に、高齢化問題が一気に押し寄せてくるといわれています。その時に向けて「若者が高齢者を引っ張っていく・新しい世界をつくっていく」ためのアイデアとして、若者による福祉ロボットの開発・運用やそれを活用したまちづくりを提案しました。世界に先駆けた高齢化、区ごとに特色があるといった北九州市の強さをうまく生かすことが大事だと考えています。
今回のコンテストは、いろんな夢や目標を持った若い世代が集まって、それをみんなが応援して全ての世代にとって「いいまち」を作っていく、という話を聞いて、面白い仕組みだなと思いました。
まずは、ここで出会った北九州市のZ世代と何か一緒にできたらうれしいですね。
福祉ロボットフェス開催します!
コンテストの様子(動画)や3組の事業の進捗状況はコチラから
※詳しくは本紙をご覧ください。
◆市長からのメッセージ
今年4月にZ世代課を立ち上げる際、若い世代を「否定するのではなく応援していく」、「誰かの正解の人生を送るのではなく、一人一人の人生を正解にしていく」、そんな北九州市にしていきたいという強い思いを込めました。
発足後、Z世代の方から「北九州市のために貢献したい」「一緒に北九州市を盛り上げたい」という声と力を多くいただき、若者からの熱い思いと行動力に学び励まされることも数多くあります。
世代から世代へ。Z世代の発想や感覚をまちづくりに生かすことで、このまちの大切な歴史を次の時代につないでいける北九州市をつくってまいりましょう。
北九州市長 武内和久
市の担当課:政策局Z世代課
【電話】093-582-2925
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