※詳細は本紙をご覧ください。
◆市長からのメッセージ
差別は決して許さない!北九州市がそういう街であるために、市民みんなでもう一度、「思い込み」がないか、「無関心」になってないか、振り返ってみませんか?
北九州市の魅力は、いろんな個性や価値観のある人がいること。だから、「自分と違いのある誰か」を尊重することは、「誰かと違いのある自分」を尊重してもらうことにもつながります。
周囲にある差別に気付き、自分事として考え、正しい知識をもって行動する。ぜひご家庭や職場、サークルなど、「みんなの力」で実現していきましょう。
北九州市長 武内和久
◆差別における7つの立場
1 差別をする人
2 差別をあおる人
3 差別に同調する人
4 差別に傍観者の立場で接する人
5 差別に対して無関心な人
このうち4や5の人が大多数を占めると言われています。もちろん、差別を行っているわけではなく、差別する気持ちもありません。
しかし、このような立場の人は、差別を容認しているとも言え、誤った情報を信じてしまった場合、1〜3の立場になりかねません。
6 差別される人
7 差別をなくすために努力する人
7の人になるためにはどうしたらよいか、これからもみんなで考えていきましょう。
◆新たな差別の形態
無意識のうちに刷り込まれた思い込みや偏見(アンコンシャス・バイアス)、悪気がなくても相手を傷つける言動の現れ(マイクロアグレッション)は、新たな差別の概念の一つとされています。
◇アンコンシャス・バイアス
(例)
・血液型を聞いて、性格を想像する
・性別・世代・学歴などで相手の人柄を決めつける
・親が単身赴任中と聞くと、父親のことと思う
◇マイクロアグレッション
(例)
「大きな体なのに、食事それだけで足りる?」
「障害があるのに、勉強頑張ってるね」
「関西出身だから、面白いこと言ってよ」
◇ネットの普及と差別の広がり
SNSなどインターネットは今や私たちの生活に欠かかせず、情報を簡単に収集・拡散できる便利さがあります。一方、誤った情報でも一度発信されるとどんどん広がり、自分の力では止めることができない怖さもあります。安易な同意や拡散は控えるようにしましょう。
◆人権の約束事運動「ほっとハート北九州」
◇どんな運動?
人権に関する身近なテーマを約束事として掲げ、それを自分たちで守りあうことで人権尊重の機運を盛り上げる北九州市独自の市民運動です。会社や団体、グループなどで参加できます。
◇参加の流れ
約束事を決める!
身近な事柄の中から人権尊重につながる「約束事」を見つけます。
↓
申し込む
参加登録申込書を書いて提出します。
↓
登録した約束事を守る!
参加登録証が送られてきます。
◇参加登録した後は?
毎年の更新や取り組み内容の報告は必要ありません。登録した「約束事」を忘れないように、目に付くところに貼ったり、一緒に読み上げたりして、自分たちのペースで取り組みましょう。
例えば…
声かけから人の輪をつくります
親子で一緒に笑顔で挨拶
「おはよう、お疲れさまは職場のきずな。人権は私の家族、職場から」
詳細は保健福祉局人権文化推進課【電話】093-562-5010へ問い合わせを。
市のホームページでもご覧になれます
※詳しくは本紙をご覧ください。
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