保健福祉の情報をお伝えします
◆夏場の食中毒に気を付けましょう
気温や湿度が高くなる夏場は、食中毒が発生しやすくなります。食中毒予防3原則である、細菌を「付けない」「増やさない」「やっつける」を実践するポイントを紹介します。
◇食中毒を防ぐポイント
食材を扱う時は、手に付いた食中毒を起こす細菌やウイルスを落とすために、手を洗いましょう。
(1)食品の購入 新鮮な食材を購入し、水分が漏れやすい肉や魚は、ビニール袋に分けて包んで持ち帰りましょう。
(2)家庭での保存 冷蔵や冷凍での保存が必要な食品は、早めに冷蔵庫(目安:10℃以下)や冷凍庫(目安:マイナス15℃以下)に入れましょう。
(3)下準備 肉や魚を切った後の包丁やまな板は、洗剤で洗った後、熱湯をかけて消毒しましょう。
(4)調理 食材中心部の温度が75℃で1分間以上を目安に十分に加熱しましょう。
(5)食事 作った料理は、室温で長く放置せずに早く食べましょう。
(6)残った食品 早く冷えるように浅い容器に小分けして保存し、温め直す時も十分に加熱しましょう。
問い合わせ:
・保健所東部生活衛生課(門司区・小倉北区・小倉南区)【電話】093-522-8728
・保健所西部生活衛生課(若松区・八幡東区・八幡西区・戸畑区)【電話】093-642-1818
◆子宮頸(けい)がんワクチンの接種を逃した女性へ
子宮頸がんワクチンの定期接種の対象年齢の間に接種できなかった人を対象に、来年3月31日まで、改めて接種の機会を提供しています(キャッチアップ接種)。
接種は合計3回で、完了するまでに約6カ月かかります。3回全て無料で接種するには、9月30日までに接種を開始する必要があります。
◇接種における注意点
・治療中の病気やアレルギー体質などで接種を受けられない場合があります。事前に医師にご相談ください。
・接種時に、母子健康手帳など過去の接種歴が確認できるものをお持ちください。
・極めてまれに、ワクチン接種後に健康被害を生じる場合があります。
◇対象者
平成9年4月2日〜20年4月1日生まれで、過去に子宮頸がんワクチンを合計3回接種していない女性
※現在、高校1年生相当の女性(平成20年4月2日〜21年4月1日生まれ)も今年度が対象期間の最終年度となりますので、9月末までに接種開始をご検討ください。
接種場所やワクチンの効果・リスクなど詳細は問い合わせを。市のホームページでもご覧になれます。
※詳しくは本紙をご覧ください。
◇?子宮頸がんとは
若い年齢層で発症する割合が比較的高いがんです。日本では毎年約1.1万人の女性がかかる病気で、さらに毎年約2900人が命を失っています。子宮頸がんワクチンを接種することで、原因の最大90%を防ぐことができます。
問い合わせ:保健福祉局健康危機管理課
【電話】093-582-2090
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