◆事業の目的と経緯
門司港地域に点在している公共施設は、築90年を超えるなど、老朽化し安全面などに課題を抱えています。
この事業は、平成27年度の「北九州市公共施設マネジメント実行計画」に基づき、約9年間の協議を経て、門司港駅に隣接した交通利便性の高い場所に集約・複合化し、市民の皆さまの安全性・利便性の確保と地域の活性化を図るものとして進められてきました。議会の議決もいただき、市民の皆さまや地元の各団体への説明会などでさまざまな意見を伺いながら、一つ一つプロセスを踏んで進めています。
◇集約・複合化の対象施設
◇施設の現状(例:門司生涯学習センターの雨漏り)
◇完成イメージ(複合公共施設棟)
◇配置計画
※詳しくは本紙をご覧ください。
◆初代門司駅関連遺構の発掘調査について
複合公共施設の整備に伴い実施した発掘調査の結果、旧門司停車場の機関車庫の一部や石垣などの遺構(地中に残存する建造物の痕跡など)が見つかりました。
これらの発掘調査で出土した遺物の一部や写真パネルなどは、埋蔵文化財センターで展示されています。
◇企画展示「旧門司駅舎跡の発掘調査成果」
埋蔵文化財センター
小倉北区金田1丁目1-3
【電話】093-592-3196
開所時間:9~17時(入館は16時30分まで)
休所日:月曜日(祝・休日のときは開館し翌日が休館)
問い合わせ:都市ブランド創造局文化企画課
【電話】093-582-2391
◆事業の今後の進め方
老朽化が著しい公共施設への対応は「待ったなし」の状況であり、長い歳月をかけた議論に基づき、「市民の安全安心が第一」との考えのもと、事業を進めることとしています。
遺構の取り扱いと施設整備の在り方については、これまでさまざまな検討を行ってきましたが、現計画より施設の完成時期が遅れ、大幅なコスト増となるなど、市民の皆さまにさらに不便や負担を強いることが想定されます。
そのため、施設整備については、まず遺構の調査や記録保存を行った上で、今年度中(令和6年度6月補正予算として議決)に整備に着手し、令和9年度の竣工を目指すこととしています。
詳細は問い合わせを。市のホームページでもご覧になれます。
※詳しくは本紙をご覧ください。
問い合わせ:都市戦略局事業推進課
【電話】093-582-2469
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