市民の命を守るための、救急車や救急外来などの救命医療。119番に電話する際のポイントや、症状について相談したいときの電話相談など、自分や家族の「いざという時」のために、今一度確認しておきましょう。
◆こんな症状が出たときはすぐに119番を!
参考:消防庁「救急車を上手に使いましょう」
◇大人
頭
・突然の激しい頭痛
・突然の高熱
・支えなしで立てないぐらい急にふらつく
顔
・顔半分が動きにくい、しびれる
・ニッコリ笑うと口や顔の片方がゆがむ
・ろれつがまわりにくく、うまく話せない
・見える範囲が狭くなる
・突然、周りが二重に見える
・顔色が明らかに悪い
胸や背中
・突然の激痛
・急な息切れ、呼吸困難
・胸の中央が締め付けられるような、または圧迫されるような痛みが2〜3分続く
・痛む場所が移動する
おなか
・突然の激しい腹痛
・激しい腹痛が持続する
・血を吐く
・便に血が混ざる、または真っ黒い便が出る
手・足
・突然のしびれ
・突然、片方の腕や足に力が入らなくなる
◇子ども(15歳以下)
頭
・頭を痛がって、けいれんがある
・頭を強くぶつけて、出血が止まらない、意識がない、けいれんがある
顔
・くちびるの色が紫色
・顔色が明らかに悪い
胸
・激しい咳やゼーゼーして呼吸が苦しそう
・呼吸が弱い
おなか
・激しい下痢や嘔吐(おうと)で水分が取れず食欲がなく意識がはっきりしない
・激しいおなかの痛みで苦しがる
・嘔吐が止まらない
・便に血が混じった
手・足
・手足が硬直している
◇共通
・意識がない、または、おかしい
・けいれんが止まらない
・物を喉に詰まらせて呼吸が苦しい
・広範囲のやけど
・交通事故に遭った、溺れた など
◆119番通報の流れ(例)
消防指令センター
119番、消防です。火事ですか?救急ですか?
↓
通報者(あなた)
救急です。
↓
消防指令センター
あなたのお名前と住所を言ってください。
↓
通報者(あなた)
名前は、●●●●です。住所は、●●区●●町●丁目●番●号です。
※住所が分からない時は、近くの大きな建物、交差点など目印になるものを伝えてください。
↓
消防指令センター
誰がどうしましたか?
↓
通報者(あなた)
父が胸の痛みを訴えて倒れました。
↓
消防指令センター
分かりました。直ちに救急車を出動させます。救急車のサイレンが聞こえたら誘導してください。
↓
通報者(あなた)
(電話をお切りください)
※救急車が到着するまでに、保険証やお金などを準備しましょう。
◆市長からのメッセージ
命を守る医療は市民生活の安心の要です。北九州市の病院までの救急車到達時間は政令市の中でもトップクラスを誇るなど、第一線での消防職員らの奮闘により、市民の暮らしが守られています。
他方、救急車や救急医療は限られた資源でもあります。救急サービスは市民みんなの大切な財産だからこそ、これからも「賢く、上手に」ご活用ください。事前の電話相談や民間救急を適切に組み合わせてご利用ください。
これからも、生涯にわたって、老若男女、市民の皆さまの安心を守るため、北九州市民みんなで取り組んでいきましょう。
北九州市長 武内和久
市の担当課:
・消防局救急課【電話】093-582-3820
・保健福祉局地域医療課【電話】093-582-2678
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