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自治体の皆さまへ

特集 武内市長×光石研さん(俳優 北九州市出身) 新春対談(1)

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福岡県北九州市

新年おめでとうございます

◆市長からのメッセージ
令和6年は、北九州市にとって明るいニュースの多い1年でした。バレーボールや卓球、パルクールなど世界的なスポーツイベントの開催、小倉の街を連続62日間彩る、多くの注目をいただいた「コクラBEAT」の開催、Z世代のさまざまな舞台での活躍、子育て・介護の新たな取り組みや企業誘致における投資も相次ぎました。
令和7年は、それらの動きをさらに加速させ、市民の皆さまと力を合わせて、より一層世界から憧れられるまちづくりを進めていきたいと存じます。
皆さまにとって、この一年が笑顔あふれる年となりますことを、心からお祈り申し上げます。
北九州市長 武内和久

◆12月29日(日)から配信
対談の一部を市公式YouTube「KITAKYUSHU-SHI PRESS」で配信します!
※詳しくは本紙をご覧ください。

◆光石研さん・俳優
1961年9月26日生まれ。北九州市八幡西区黒崎出身。16歳の時に映画「博多っ子純情」でデビュー。以降、数多くのドラマや映画で活躍中。2023年公開の主演映画「逃げきれた夢」は北九州市が舞台。

◆武内市長と北九州市出身の俳優・光石研さんが対談し、新年の抱負などを語り合いました。
※北九州国際映画祭2024の際に実施

◇地元出身の名優が語る、北九州市への思い
市長:今日はよろしくお願いします。光石研さん、皆さんよくご存じのとおり、北九州市出身…というか、もう「黒崎出身!」ですよね?
光石さん(以下、敬称略):いやいやいや、そうなんですよ、黒崎出身で。
市長:北九州市が誇る、名優であられる。「逃げきれた夢」がカンヌ国際映画祭にも出品されるなど、ご活躍は皆さんご存じのとおりです。
光石:本当にありがとうございます。
市長:光石さんがいろんな仕事のたびに必ず北九州に来てくださる、これは本当にうれしいんですよ。
光石:帰ってきたいんですよ。本当にそうなんです。飛行機でも新幹線でも、関門海峡を越えるとね。この福岡の地だけじゃなくて九州どこでも、そこの地を踏むと何かほっとするんですよね。
市長:舞台挨拶などでも、「黒崎、黒崎」っておっしゃっている。あれがものすごく愛を感じて仕方ないんですよ。
光石:僕は18歳で東京に出たんですけど、その時は東京に憧れて「もう二度と帰ってこないぞ」と、そのつもりでいたんですけどね。どんどん年齢を重ねていくと、やっぱり帰巣本能が…。
市長:「自分がどこから来たか」って、年齢を重ねると深く考えてしまいますよね。
光石:いくら拭っても拭いきれないフレーバーが出てるんだなって思って。
市長:「逃げきれた夢」でも、黒崎でのシーンがもう板についてリアル過ぎて。光石さんの方言を聞いてると、今も黒崎現役って感じがします。
光石:18年間しかあの言葉を使ってないはずなんですよね。とうに45年、東京弁を使ってる方が長いのに。これは本当に不思議ですね。

◇映画でもイベントでも北九州の人たちの熱意に感謝
市長:改めて北九州のどこが一番お好きですか。
光石:やっぱり一番は人ですね。僕、映画の現場でよく聞くんですけど、とにかく北九州市はロケがしやすいと。山もあるし、都会もあるし、海もあるし、何でもできると。危ないことも結構やらせてもらえる(笑)。(道路を)封鎖したり爆破したり。でもそれ以上に、北九州の人たちがエキストラとして参加してくださる熱意がすごいらしいんですよ。
市長:エキストラ、今は9000人ぐらいいるんですよ。ありがたいですね。
光石:そう!市長、聞いてください。戦争のシーンなのかな?メイクさんが一人一人にメイクしてたら、北九州のエキストラの人たちは、「ちょっと貸しっ!」って言って自分でやるんですって。「これじゃ汚しが足りない!」と。みんなノリノリでやってくださるって。これが面白いしうれしいし、ありがたい、って言ってましたね。
市長:みんな全力投球、ノリノリですよね。そこが北九州の人の魅力。
光石:確かにそうなんですよ。(北九州)マラソンもね、その昔一度出させていただいたんですけど、その時の市民の皆さんのホスピタリティ(おもてなし)が本当にすごくて、僕、感動したんです。
市長:分かります!応援があったかいし、人と人の距離が近いですよね。

◇「映画の街・北九州」のこれから
市長:北九州国際映画祭、2回目ということで、今少しずつ育て始めたのがこの映画祭です。
光石:いや、これは本当に良い取り組みだと思うので、どうにか皆さんが頑張って、僕も何かできることがあったら合流させていただきたいので、続けていってほしいです。
市長:本当に皆さん、温かさだったりとか、ホスピタリティだったり、あと「北九州市が好きだ」「北九州市から生まれた作品が好きだ」っていう気持ちがね、熱になって。そういうような映画祭にしていきたいですよね。
光石:本当にそうですね。

◇2025年は常にフレッシュで好奇心旺盛でありたい(光石さん)
市長:さて、市政だよりの新春特別号ということで、光石さんの2025年の抱負や、「こんな年にしたい」っていうのがあればぜひ。
光石:どうですかね…。ただ、俳優は(役を)いただかないと始まらない。
僕が「こうやりたい」って言っても、一部の俳優さんは自分がやりたいものができるんでしょうけど、僕なんかまだまだそれができるもんじゃないんで。
でも、それをいただくためには常にフレッシュで好奇心を持っていないと、「光石」と指名してくださらないと思うんでね。
市長:だんだん年齢を重ねてくる中で、好奇心とかフレッシュさ、どうやって出せばいいのかなって。コツとかありますか?
光石:何でもいいと思うんですよね。何か夢中になれることがあると。
子どもの頃なんか、ちょっと机の上で一生懸命何かをやってると、気がついたら外が真っ暗になっていたってこととかありますよね。そういうことが大人になっても見つけられるといいなと思いますよね。
市長:好きなこと、自分が好きだと思うことを、ですね。こうでなきゃとか、こういうのにしなきゃとかじゃなくて、自分の心が動くものに心を寄せていく、ということですね。
光石:本当にそう思いますね。そういうのがあればいいですよね。
市長:2025年にチャレンジしたいことはありますか?
光石:そう!今度の北九州マラソンに出るんですよ。5kmを走ろうと思ってます。フルマラソンに挑戦したかったんですけど、今は走ってないもんですから…。再チャレンジというか、もう一度フルで走れるように体を作りたいですね。
市長:あ、では一緒に走りましょう。楽しみです。
それでは結びに、北九州市民の皆さんに一言お願いします。
光石:また、映画で必ず北九州に戻ってきますんで、その時は皆さんで協力してください。支えてやってください。そして2025年もぜひ北九州国際映画祭をやってくださいね。よろしくお願いします。

※記事作成にあたり、対談内容を編集・補足しています。

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