文字サイズ
自治体の皆さまへ

健康だより

38/43

北海道訓子府町

◆飲酒について(2)
酒との上手な付き合い方 ~その2~
広報9月号では、1日のアルコールの適量についてお伝えしました。今回は、健康診断の結果で分かる飲酒と関係の深い検査値について着目します。

◇肝機能「GOT」「GPT」「γ-GTP」
酒が好きな方の代表的な肝臓の病気は、脂肪肝やアルコール性肝炎があります。肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれ、症状が出るころにはすでに病気が進行していることがあります。
脂肪肝は肝臓に脂(あぶら)が蓄積した状態で、肝臓の肥満症とも言えます。これを放置して大量の飲酒を続けるとアルコール性肝炎を発症し、腹痛や発熱などの症状が現れます。

◇中性脂肪
酒を飲み過ぎると、肝臓がアルコールの分解を優先するために脂肪の分解が抑えられ、結果的に中性脂肪が多くなります。中性脂肪が多いと血液がドロドロになり、動脈硬化の原因になります。

◇尿酸
尿酸値が高くなる原因の1つにアルコール摂取があります。本来であれば、尿酸は体の外に排出されますが、血液の中にたまると尿酸値が高くなり、やがて結晶化して関節の炎症を引き起こします。これが痛風です。

度が過ぎる飲酒は肝臓を早くに弱らせてしまいます。定期的に健康診断を受けることが、異常の早期発見につながります。酒は適量を守り、再検査の対象になった場合は、アルコール以外の要因も考えられることから、ためらわずに再検査を受けるようにしましょう。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒104-0061 東京都中央区銀座3-4-1 大倉別館ビル5階

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU