◆オーラルフレイル予防で寝たきりにならない!
口には「噛む」「飲み込む」「発音する」「味を感じる」「唾液を分泌する」などたくさんの大切な働きがあります。加齢によってこれらの働きが衰えた状態を「オーラルフレイル(Oral(口腔)+Frailty(虚弱)」と呼びます。
「オーラルフレイル」のある人は、ない人に比べて4年後の要介護割合が約2・4倍、死亡する割合が約2・1倍高いという研究結果※2もあります。
▽見逃さないで!「オーラルフレイル」のサイン
・硬いものが食べにくくなった
・お茶や汁物でむせることがある
・口が乾燥する
・滑舌が悪くなった
▽防ごう!悪循環!!
硬いものが噛みにくいと感じてしまうことで、軟らかいものを口にするようになり、噛む機能が低下して噛めなくなっていく。これが続くと口の働きが衰え、心身機能の低下にもつながります。
▽毎日続けよう!簡単オーラルフレイル予防
(1)ブクブクうがい【頬や口周りの筋トレ】
1.水を含む
2.頬全体を膨らませる
3.ブクブクと5~10秒間うがい
4.水を吐き出す
(2)バタカラ体操
「パ、タ、カ、ラ」と声を出す。
パ・タ…唇と舌の筋トレ
カ…喉の奥の筋トレ
ラ…食べ物をのどに送る、スムーズな舌の動きを鍛える
※2 Tanaka T,Takahashi K,Hirano H,Kikutani T,Watanabe Y,Ohara Y,Furuya H,Tsuji T,Akishita M,Iijima K.Oral Frailty as a Risk Factor for Physical Frailty and Mortality in Community-Dwelling Elderly. J Gerontol A Biol Sci Med Sci. 2017 Nov 17. doi: 10.1093/gerona/glx225.
▽歯科健診でオーラルフレイル予防!
虫歯や歯周病の悪化は歯を失うことに繋がります。「歯が痛い」など何か起きてから受診をしても、すでにオーラルフレイルが進行している可能性があります。かかりつけ歯科医を持ち、定期的に健診や治療を受けましょう。
対象者:昭和18年4月1日~昭和23年3月31日生まれ
※5月下旬送付の受診券に同封している実施医療機関に予約し受診してください。
問合せ・受診券の再発行:福岡県後期高齢者医療広域連合
【電話】651-3111
(平日8時30分~17時30分)
問合せ:健康介護課(サンコスモ古賀内)
【電話】942-1151
<この記事についてアンケートにご協力ください。>