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自治体の皆さまへ

待ったなしの地球温暖化(1)

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福岡県古賀市

遠くで起きている問題だと感じてしまいがちな地球温暖化。気が付くと、私たちの日々の暮らしにもその影響は忍び寄っています。

地球温暖化は、空気中の温室効果ガス(CO2など)が増え、地球の気温が高くなる現象です。長引く夏の猛暑、頻発するゲリラ豪雨、さらには毎年のように過去最大を更新する大型台風の発生など、すでに日本でも変化の兆候が見られています。

ここ10年で長崎のサワラ・岩手のサケなど、食卓で馴染みのある魚の漁獲量も急減。一方で、南方の海域でしか獲れなかった魚が北日本で急増するなど、海水温の上昇(海の温暖化)で魚の生息域が変わり、温暖化の影響が現れています。決して人ごとではない「温暖化」。私たちの生活にもさまざまな影響を及ぼし、身近で深刻な問題になっています。

◆地域の漁獲量にも影響が…
・サワラ(長崎県) 1/2に減少
・サバ(宮城県) 10年でなんと1,100倍増加!
・サケ(岩手県) 1/46に減少
・スルメイカ(北海道) 1/10に減少

◆地球温暖化の原因は?
温室効果ガスの中でも、地球温暖化の一番の原因は二酸化炭素※といわれています。
化石燃料で発電したり、ごみを燃やしたり、ガソリンなどで走る自動車や飛行機を動かしたりするのにも多くの二酸化炭素が発生します。
私たちの日常のさまざまな活動が地球温暖化の一因となっているのです。
※多くの国や地域が参加するIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の第6次評価報告書で、「人間の活動が主に温室効果ガスの排出を通して地球温暖化を引き起こしてきたことは疑う余地がない」とされました。

◆最近よく聞く「カーボンニュートラル」って?
・私たちの生活によって排出される温室効果ガス(CO2など)を実質ゼロにすること
「CO2などの排出量」が「森林などによる温室効果ガス吸収量」と同じ量になることです。

◆今日からできる温暖化対策!「私たちにできること。」
地球温暖化対策は大きく2つに分類されています。

緩和策:温室効果ガス(CO2など)を減らそう!
・ゴミを分別して捨て、廃棄物の量を減らす
・LED照明などの省エネ家電や太陽光発電などを導入する
・できるだけ公共交通機関や自転車、徒歩で移動する
・電気自動車や水素自動車などの次世代自動車を購入する
・自宅や学校、職場で、省エネ・節電対策に取り組む

適応策:温暖化リスクに備えておこう!
・こまめな水分補給や暑さ対策など、熱中症を予防する
・台風や集中豪雨に備えて、ハザードマップや避難場所などを確認しておく
・身近な生物や植物の自然保護活動に参加して、在来生物の減少リスクに備える
・脱炭素セミナーや環境イベントに参加して知識を高める
・家族や友人、仲間と地球温暖化対策について話し合う

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