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自治体の皆さまへ

子どもを安心して産み育てられる古賀市へ(2)

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福岡県古賀市

チルドレン・ファーストもそうですが、これからのまちづくりで重要なのは、持続可能性を高めるという視点です。そのため、中心市街地のにぎわいづくりに力を入れてきました。JR古賀駅周辺を舞台としたプロジェクトは、東口周辺の都市計画づくりを進めながら、西口全体のエリアマネジメントで新たな交流拠点も誕生し、市内外から多様な人たちが訪れ、楽しむようになっています。

産業力強化のための工業・物流団地づくりの開発も同時に複数のエリアで進めています。農業が息づくとともに多くの企業が立地し、食品をはじめさまざまな工業製品を生み出す「ものづくり」の特性をさらに引き出していきます。古賀中学校周辺の住宅開発に向けた動きもスタートしました。これらは将来の人口、税収の確保にとって極めて重要だと考えています。

DX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進し、デジタル技術の積極的な活用で市民サービスを向上させ、より便利な社会をめざします。

市公式LINEで市民の皆さまとの迅速な情報交換を実現するとともに、地理情報システムを3月に公開し、防災や都市計画などの精緻で効果的な情報を提供していきます。オンラインサービスの拡大で「書かない窓口」「行かない窓口」を充実させ、自宅やオフィスから手続きできるようにします。あわせて、誰一人取り残さないよう、スマホおたすけ窓口などの伴走型支援を続けます。環境への負荷軽減を図るため、市役所の会議資料で紙を使わないなどの「ペーパーレス化」も強力に進めていきます。

超高齢化、格差の拡大、社会課題の複雑化・多様化――。変化が激しく、先行きが見通しにくい時代。私たち一人ひとりがそれぞれの立ち位置で感度を高めることで、社会の価値観の変容を捉え、時代に即応していかなければなりません。そのためには、シェアリングエコノミーや公民連携、多様な人材の経験や知見、感性を交差させて新たな価値を生み出していく「共創」の考え方が重要であり、だからこそこれからも「オール古賀」の理念で市民の皆さまとともにまちづくりを進めていきます。

先行世代である私たちが、グッド・アンセスター、よき祖先になれるか。古賀市のまちづくりにとって重要な一年になります。2024年が市民の皆さまにとって輝かしい一年になることを祈念いたします。ともに頑張ってまいりましょう!

古賀市長
田辺 一城

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