◆令和5年度 古賀市のお金の使い方
一般会計の歳入額は292億9500万円、歳出額は280億6700万円で、翌年度へ繰り越すべき財源を除く収支(実質収支)は11億1000万円の黒字となりました。
また、毎年度の経常的な収入が、市を運営する上で経常的に必要な経費(扶助費・公債費・人件費など)にどれぐらい充てられているかを示す経常収支比率は93・4%となりました。
市の借金である市債※の現在高は、令和5年度と令和4年度を比較すると、7億7900万円増加し、158億8700万円となりました。古賀東中学校大規模改造工事に係る公共施設等適正管理推進事業債の借入を行ったことなどにより増加しています。
法令に基づいて設置される「基金」は特定の目的に活用できる市の貯金です。令和5年度末の現在高は89億6400万円となりました。公共施設等総合管理基金や減債基金などの増により、前年度と比較し6億6100万円の増額となりました。
※市債の借入は、財源が不足する場合だけでなく、施設などを使用する後世の市民にも負担してもらうという世代間の負担の公平を図る目的もあります。
▽会計別決算
▽歳出
(一般会計)280億6,700万円
性質別に見ると、扶助費や人件費、公債費(借入返済)などの「義務的経費」は、扶助費の増加などにより前年度から4億2,900万円増加し、115億4,500万円となり全体の41%を占めています。また、建設事業費などの「投資的経費」は、古賀北中学校大規模改造工事費などの減により1億7,200万円減額となりました。
・市の借金現在高は158億8,700万円
※年度末現在高
R3:144億2,900万円
R4:151億800万円
R5:158億8,700万円
▽歳入
(一般会計)292億9,500万円
市で賄う「自主財源」が45%、国・県に頼った「依存財源」が55%です。「自主財源」には前年度からの繰越金15億9,000万円などが含まれています。歳入全体で最も高い割合を占める国県支出金は、78億8,800万円となり、全体の27%を占めています。また、ふるさと応援寄附金をはじめとする「寄附金・財産収入」は、13億7,600万円で全体の5%となりました。
・市の貯金現在高は89億6,400万円
※年度末現在高
R3:69億8,200万円
R4:83億300万円
R5:89億6,400万円
▽ふるさと応援寄附
12億180万円の寄附
寄附者が選択した使途目的に応じ、市が行う事業に活用していきます。
*各表において、端数処理の関係で、全体の数値と各項目の数値の合計が一致しない場合があります。
問合せ:財政課
【電話】942-1198
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