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自治体の皆さまへ

こがんひとこがんとこ Vol.64

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福岡県古賀市

◆「たなごころ」
辰原奈緒(たつはらなを)さん(手相・吉方位鑑定士)

手相を見るようになったきっかけ、それは30代はじめにある。寂しさと情熱の狭間で、大切だった人を2度までも傷付け最初の結婚を終わらせた。そうしてまで生涯共に歩もうと決めた相手の家族に猛反対され、五里霧中を彷さまよ徨うことに。そんなとき本屋で手相の本と出会い、導かれるようにその著者に手相を見てもらうために横浜へ。「運命の人だから、うまく行く」。断言されたその言葉で、霧が晴れ明るい未来がぱあっと拓けた気がした。言葉通り頑なだった家族の氷は融解した。
これはただの偶然かもしれないし、本当に手の中に未来を見たのかもしれない。ただ事実、彼女は望み通り再婚し子どもを3人もうけた。手相を学んだのは〝見失っていた運命の道筋が見え前向きになれた〟から。

2014年夫の転勤で大阪から福岡へ。土地勘がないため転居先を探す際、吉方位と快速の停車駅で博多への利便性の良い古賀市を〝発見〟した。さらに地域情報サイト「古賀すたいる」と、パペットでまちを紹介する市のホームページを見て「なんて遊び心ある人たちが居るまち!」と〝古賀の人〟を気に入り転居を決めたそうだ。

辰年に始めた手相鑑定は12年目。「お客さんは初対面なのに自分の人生を話してくれる。手相で人と繋がれることがうれしいんです」。この人の人生は今のままでも良くなるのか、意識を少し変えたら良くなるのかを見極めて、慎重に言葉を選ぶことに神経を注いでいる。

〝情熱的だが飽きっぽい〟性格ゆえに、紆余曲折の人生を生きてきた彼女。だからこそ個性的な手相を持つ人には「自分の個性を受け入れコントロールできれば、生き生きと楽しく生きられる。時間はかかるけど、それまで頑張って!」と心から言いたい。手相鑑定士としてでなく、苦しい過去を幸せな未来に変えた辰原奈緒として。

昨年は念願の辻占い的な鑑定場所を見つけた。次の夢は「森や池があるミニ地球のような場所に、動物を飼い果樹を植えて夫と暮らすこと」。彼女の手の中に、その未来はもう描かれているのだろうか?

【活動】手相と吉方位、ロシアの本「アナスタシア」普及活動中。「甘味処あべ」横レンタルスペースで〝月一手相〟(予約不要)、「鬼王荘」毎週水曜日〝占いカフェ〟手相30分とドリンクセット2000円(要予約)、ネットショップ「手相Forest」開店中。その他イベント出店。
・手相Forest
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