■卒業生
アンドカフェ 野上彩さん
最初にチャレンジショップを卒業し自身の店舗を構えた「アンドカフェ」
◇吉富町にお店を開いた理由は何ですか?
「チャレンジショップに入って、経営も何もかもがはじめてだったんですけど、困った時はすぐに役場の人や商工会の人がサポートしてくれたんです。吉富町のそんなコンパクトさがいいなと思いました。アンドカフェはお客さんや町に育ててもらったお店だと思っています。それで、吉富町でお店を開くことを決めて、更に吉富町は子育て支援制度も充実していたので、私自身も町外から移住してきました。現在お店で働く従業員も子育てをしながら一緒に頑張っていて、私も含め、仕事も子育ても無理なくしっかりとできていることに感謝です。これからも沢山の方に愛していただけるお店を目指して頑張りたいです。」
現在、アンドカフェのInstagramフォロワー数は驚異の1万人越え。連日遠方からのお客さんも多く商品は毎日ほとんどが売り切れの状態だそうです。
■現役生
Flower ikue 萩原郁枝さん
チャレンジショップ2号店に昨年7月にオープンした「Flower ikue」
◇吉富町にお店を開いた理由は何ですか?
「サラリーマンをしながら、いつかは自分のお店を開きたいとずっと思っていました。そんなとき、町のチャレンジショップ事業を知って応募させてもらいました。私には子どもが4人いるため、子育てと起業の両立はできるのか心配でしたが町がしっかりとサポートしてくれて、本当にスムーズにお店を開業することができました。何より吉富町は「こどもまんなか」な取り組みにより子育て支援が充実しているので仕事をしながらでも子育てが本当にしやすい町だと思います。7月にオープンしてからは不安でいっぱいだったけど、母のサポートや学校が終わってから子ども達もお店に手伝いに来てくれることが私の支えにもなっています。」
現在、贈り物などでたくさんの注文をいただいております。オーダーメイド商品や雑貨も取扱っていますので、ぜひ大切な方や自分へのご褒美にお立ち寄りください。
■当時の企画担当者
未来まちづくり課長 和才薫
8年前、産業建設係長として駅前の道路跡地の利活用を担当
◇チャレンジショップを企画した理由は何ですか?
「近年は働き方や暮らし方が多様化していて、“自分らしく”ということを大切にした生き方を模索する人たちが増えてきています。企画した当時はIターン、Uターンといった生活を選択する人、二拠点生活を選択する人などが多く、生活スタイルの多様性が今後も増えるだろうと思いました。そんな中、起業や創業をサポートし、外部の人の力も積極的に受け入れ、吉富町の盛り上がりにつなげていけたらと考えました。自分の好きなことをやれるお店を開きたい!そんな夢を持つ人って意外に多くて、その夢を叶えるハードルを町が低くしてあげることで、町にも持続可能なオシャレなにぎわいの創出につながると期待しました。きっかけは、駅前の賑わいと道路跡地の利活用だったと思います。こうして実際に卒業して町内にお店を構えて暮らしていただいているのは本当に嬉しいですね。現在、まちづくりの次のステップで「ママ友」というフレーズからの更なる仕掛けづくりを練っています。」
■現在の担当者
地域振興課係長 東谷大和
現在、地域活性化係長として創業支援やイベント企画を担当
◇チャレンジショップ事業でどのような効果を感じていますか?
吉富町と言えば「チャレンジショップ」と答えてくれる方が多く、メディアでもよく取り上げて頂いています。お蔭で遠方からもチャレンジショップをきっかけに吉富町を知ったとイベントに参加していただく方も多く町の知名度に大きく寄与していると思います。また、卒業生のほとんどは町内でお店を構えていて、100%が空き家・空き倉庫などを活用してお店をオープンしてますね。空き家問題の解決や新たな特産品の産出、ふるさと納税の返礼品登録などたくさんの分野でも効果が出ていますし、駅前マルシェもチャレンジショップが中心となって開催できるので、賑わいの創出にも繋がっていると思います。今後もたくさんのお店ができるとコンパクトさを活かして町中を歩きながら楽しめそうですね。まちのチャレンジはまだまだ続きます!ぜひ皆さんも駅前や町内でオープンした卒業生のお店に足を運んでみてください。
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