「神相撲開催月特別編」
織姫会(おりひめかい)
第39回のよしとみさんぽ。今年は、神相撲(かみずもう)の開催年!
そこで、今回のよしとみさんぽは特別編として、神様たちが着る着物「御神衣(ごしんい)」を製作するボランティアグループ「織姫会」の会長西川惠子(にしかわけいこ)さんにお話を伺いました。
■織姫会はいつ結成されたんですか?
御神衣の製作は、驚くことに400年以上も前から続いているんですよ。これからもずっと、この伝統を受け継いでいかないとねって古表神社の先代宮司さんの奥さんと話をして、平成30年に仲良しのメンバーとグループを立ち上げて結成したんですよ。今では会員が21人もいます。
■「織姫会」ってかわいい名前ですよね。
この年で織姫なんて言ってたら、神様に怒られそうですけどね…(笑)名前は、先代宮司さんが付けてくださったんです。神相撲の日は旧暦の七夕にあたるので、乾衣祭の時期になると、昔はこの一帯が、玄関に七夕飾りをしてたんですよ。あとは、布を「織る」っていう言葉にもかけてると思います。
■どのくらいの頻度で活動しているんですか。
月に1回、漁村センターで集まって作ってます。実は縫い方がとても特殊で、難しいところはベテランのメンバーとペアで作ってます。御神衣は、子どもや孫の成長を願って作るものなので、身内のために作ることがほとんどです。たまに頼まれることもあって、きれいなものを作らなきゃと身内以上に張り切ったりしてますね(笑)
■活動をしていてよかったと思うのはどんな時ですか。
宮崎から嫁いできてまったく知り合いがいなかった吉富町で、この活動を通して、さらに友達が増えたのがうれしかったですね。会長になるときは、私にできるのかなって思ったけど、みんなが協力してくれたから、何とかやってこれました。良い意味で「いいかげん」な気持ちも大切ですよね(笑)
■町民の皆さまに一言お願いします。
私は、この活動をきっかけにたくさんの仲間ができました。仲間と一緒に、たのしく御神衣を製作しています。大切な仲間に出会うきっかけをくれた吉富町に恩返しができるように、これからもボランティア活動を続けていきたいと思っています。裁縫が好きな方、興味のある方はぜひお問合せください!
織姫会
活動場所:漁村センター(小犬丸351番地3)
活動時間:第4土曜日の10:00~12:00
問合せ:西川
【電話】0979-22-3388
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