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自治体の皆さまへ

地域によりそう介護サービス~介護事業所と連携したまちづくり~(1)

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福岡県吉富町

吉富町では、高齢者が安心して暮らせる環境をつくるため、介護サービスの充実や事業所との連携を積極的に進めています。この特集では、介護分野で活躍する人たちにお話を伺い、見えてくる介護現場の状況や、町が取り組む支援などについて紹介します。

■誰しもが「住み慣れた自宅でいつまでも暮らし続けたい」という願いを持っていて、そのためにはライフスタイルはもちろん、長い老後生活を健康で元気に生き抜いていくための新たな働き方や生活スタイルの見直し、自身の介護についても考える必要が出てくるでしょう。
町内の介護事業所で働く方に話を伺うと、「利用者の気持ちに寄り添うことを大切にしている」という声が多く、利用者の「自分らしさ」を大切にしながら「人のため」に働く姿が印象的でした。

■吉富町の高齢者支援事業
体調急変時に安心のボタンを押すだけで消防署につながる緊急通報装置の設置や、有償ボランティアによる買い物代行や電球交換などの日常生活の支援など、さまざまな取組で高齢者が自宅での生活を続けられるために支援しています。気になるサービスなどがございましたらお気軽に役場福祉保険課にお問合せください。また、地域包括支援センターを中心に相談窓口の強化や専門職によるサポートを行っています。お困りごとは何でもご相談ください。

〇緊急通報装置の設置
ご自宅の固定電話にボタンを押すだけで救急隊へつながる通報装置を設置することで体調急変時にも安心です。

〇補聴器購入費の助成
中等度の加齢性難聴の方に、補聴器1台を購入する際の費用について30,000円を上限として助成します。

〇有償ボランティアによる生活支援
買い物支援や掃除、電球交換、衣替えなど、住民有志のボランティアが日常のちょっとしたお困りごとをお助けします。

〇介護予防ポイント事業
グループで行う健康づくりやボランティア活動をポイントにより評価し、取得したポイントはQUOカード等に交換できます。

〇配食サービス
家族の支援が難しく、調理困難な高齢者に対して週3回、夕食を手渡しすることで、栄養改善と安否確認を行います。

※各サービスの利用には要件があり、事前申請等が必要です。

◇サービスなど詳しくご覧になりたい方はコチラ→(※二次元コード本紙掲載)
○高齢者の相談に応じます
吉富町地域包括支援センター【電話】26-1192
福祉保険課【電話】24-1123

■Interview
◇「ありがとうを伝え合いたい」
長年この仕事をさせていただいておりますが、利用者や家族の方としっかりとコミュニケーションをとることを大切にしています。この仕事って目立たない地味なところもありますが、利用者から「ありがとう」という感謝の言葉をいただくと本当に嬉しいです。私も感謝の気持ちを大切にしなきゃなって、改めて気付いたりして、これからもお互いに「ありがとう」と伝え合えるようにしていきたいです。
(吉富ホームヘルプサービスセンター 得本智宏さん)

◇「感謝の言葉が私の原動力」
元々施設の管理栄養士として働いていましたが、地域の困りごとを次々と解決していく先輩の姿がカッコよくて、憧れてケアマネジャーになりました。心掛けていることは利用者一人ひとりの「思い」や「考え方」に寄り添った対応ですね。介護保険って制度が常に変わるし、難しくて大変なこともありますが、利用者から感謝の言葉をいただけるとそんな大変さも吹っ飛びますね。
(介護保険相談センター吉富鳳寿園 川上奈緒子さん)

◇「地域とのつながりを大切に」
利用者には笑顔で過ごしてほしいという思いでレクリエーションやワークショップに力を入れていますね。最近ではフラワーアレンジメントなどが大人気で、利用者から笑顔をもらって、こちらも元気になります。また、楽しいことを考えたいなってやりがいにもつながります。他にも地域の方にボランティアで書道を教えにきてもらうなど事業所と利用者と「地域とのつながり」を大切にしています。
(デイサービスセンター吉富鳳寿園 重岡容子さん)

◇「町内唯一のデイケアとして」
デイケアでは、送迎車で施設に通ってもらい、入浴や食事などの介護やリハビリを受けることができます。利用者さんに日常生活に必要な心身機能などの能力をしっかりと回復してもらうように一生懸命努めています。町内にある唯一のデイケアなので、皆さまが住み慣れた自宅で少しでも長く暮らしていくことができるように利用者さんの気持ちを大切にこれからも頑張りたいですね。
(デイケアセンターけやきの森 小畑恵さん)

◇「その人らしさを大切に」
私たちは、介護が必要な町民の皆さまが在宅生活を送るために必要な介護サービスを調整させていただいていますが、その中で特に、ご利用者様の声の気持ちにしっかりと耳を傾けることを大切にしています。相手のことを知り、相手の求めることは何だろう、と寄り添う心を持ち続け、これからもずっとその人らしいサービスが受けられるようお手伝いできたらいいなと思っています。
(ひがしケアプランサービス 伊藤眞理さん)

◇「相手に寄り添いながら」
高齢者の皆さまが住み慣れたご家庭や地域で、安心して療養生活が送られるよう、その方の状態に合わせた看護や機能訓練を心掛けています。「家族だけで介護できるだろうか」、「ひとり暮らしだけど大丈夫かな」という不安をお持ちの方もけっこういらっしゃるので、安心して頼ってもらえたら嬉しいですね。利用者だけでなくその家族や周りの人にもしっかりと寄り添いたいですね。
(よしとみ訪問看護ステーション 門本裕美さん)

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