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自治体の皆さまへ

“つながるコーナー76”地元に愛される美容室に

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福岡県大刀洗町

-HAIR SALON A-
渡邊秋子(わたなべあきこ)さん(冨多)

渡邊さんが6年前に開業した「HAIR SALON A」。
美容室を始めたきっかけやお店のこだわり、大刀洗町での暮らしについて聞きました。

■美容師を志した理由
出身は久留米市田主丸町で、高校卒業後は福岡市内にある美容師の専門学校へ進学しました。
小さい頃から髪を扱うことが好きで、よく友達の髪を結んであげていたことから、美容師の道を選びました。
専門学校では、美容師として必要な知識や技術を2年間学び、美容師免許を取得。卒業後は福岡を離れ千葉県の美容室へ就職しました。

■厳しい下積み時代を乗り越えて
就職して約1年間は、先輩美容師のサポートやお客さんのシャンプー、店内の掃除などをしていました。開店前や閉店後にカットやシャンプーなどの練習をしたり、先輩の技術を見せてもらいながら、少しずつ仕事や技術を身に付けていきました。朝は早く夜は遅くまでの日々に、辛くなり泣いてしまうこともありましたが、厳しい下積み時代を乗り越え、22歳のころにハサミを持ちお客さんの前に立つことができました。
初めてカットしたお客さんは小さいお子さんでした。学生時代に練習していた時とは全く感覚が異なり、とても緊張したのを今でも覚えています。

■開業への後押し
千葉の美容室を退職し、田主丸町に戻り、地元の美容室で勤務していました。そして美容師として経験を積むにつれ、いつか独立して自分の美容室を持ちたいという夢ができました。そこで家を建てるタイミングでその夢を夫に相談してみると快く受け入れ、「挑戦してみたら」と言ってくれました。その言葉が夢への実現の後押しとなりました。立地の良さなどを考え、大刀洗町に自宅兼店舗を建てました。当初は大刀洗町のことは何も分からず不安でしたが子育て支援センターちゃおで出会ったママ友や地域の方々との交流のおかげで、その不安はすぐに無くなりました。人の温かさを感じながら充実した毎日を送っています。

■お客さんへの想い
子どもが保育園に通うようになり、子育ても落ち着いたころ、6年前に美容室を開業しました。屋号は、自分のイニシャルであるAから取りました。美容室はカットからシャンプー、パーマやカラーなどを一人でしています。ゆとりを持ってお客さん一人ひとりに合ったカットができるように完全予約制としています。そしてお客さんと会話することを大切にしています。
また店内は、色んな方に気軽に来ていただけるようにさまざまな配慮をしています。子どもの遊び場やテレビを設置したり、車いすの方でも入りやすいように、スロープの設置や車いすのままでもカットできるようにしています。その影響もあり、1歳のお子さんから95歳の高齢の方までさまざまな年代の方にご来店いただいています。

■美容師としてのやりがい
一度は、美容師の職から離れたこともありましたが、お客さんと話すことやカットすることの楽しさが忘れられず今まで美容師を続けています。色んなお客さんと出会い、つながれることや、カットした後の喜びの声にやりがいを感じています。
現在もインターネットや以前働いていた美容室を通じて流行りの髪型や薬剤などの勉強をしています。

■最後に
休みの日は家族と過ごすことが多く、これからも家族との時間を大切にしていきたいです。また、私がおばあちゃんになっても美容師を続けて、町の方に愛される美容室にしていきたいです。

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