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自治体の皆さまへ

《こんにちは 保健師です》たちあらい健康ラボ通信

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福岡県大刀洗町

■子宮頸がんを予防しよう!
●子宮頸がんとは?
子宮頸がんは、子宮の粘膜に発症する病気で、HPV(ヒトパピローマウイルス)への感染が原因と言われています。
20代半〜40代の女性が多く発症するのが特徴とされ、乳がんに続いて子宮頸がんは死亡の第2位の原因となっています。しかし、早期にがんを発見し、手術などの治療を受けることで、治すことができます。

●HPV(ヒトパピローマウイルス)とは?
HPVはありふれたウイルスで、性的接触があれば、男女問わず誰でも感染する可能性があります。
感染した場合、基本的には自然にウイルスは排出されますが、一部が慢性化し、数年から十数年かけて、がんにまで進行していきます。

●早期発見が大切
現在は、「(3)前がん病変」の段階で発見できるようになり、治療も、30分程度で簡単に終わるようになりました。前がん病変の段階で治療すれば、症状によっては、再発を防ぐほか、妊娠および出産も可能です。一方で、「(4)子宮頸がん」になった状態で発見すると大きな手術が必要となり、妊娠や出産が難しくなる場合があります。

▽子宮頸がんまでの過程
(0)正常
(1)HPV感染
(2)HPVの持続感染
(3)前がん病変
(4)子宮頸がん

●予防方法
子宮頸がんは、自覚症状がないため、自分ではなかなか気づくことができません。そのため、ワクチン接種や子宮頸がん検診を定期的に受診し予防することが大切です。

●HPVワクチンで予防
令和5年度より、新たに予防効果が高いとされるワクチン(9価)での接種が始まったこともあり、接種する方が増えてきています。また、(1)または(2)に該当する方は、公的(無料)に接種することができます。

公的接種対象者:
(1)小学校6年生〜高校1年生相当の年齢の女子
(2)平成9年4月2日〜19年4月1日生まれの女子で、HPVワクチンを合計3回接種していない方
接種実施医療機関:福岡県内で広域化制度に登録している医療機関
町内:
・大刀洗診療所(高樋)
・平和クリニック(西大刀洗)
・やなぎ医院(下高橋)
接種方法:
・接種実施医療機関を選び、予約
・予診票や母子手帳、本人確認書類等を持参し、接種機関で接種。
※公的接種対象者(2)に該当する方は、令和7年3月31日を過ぎて接種する場合、有料となります。

●早期発見につながる検診
子宮頸がん検診を受診することで、がんの早期発見や早期治療につながります。若い世代をはじめ、子宮頸がん検診を受診する人が少ない状況です。若いから大丈夫ではなく、自分や家族のためにも検診を受診しましょう。
検診は、集団健診と病院健診のどちらかで受診できます。令和5年度より病院健診での子宮頸がん検診を、令和5年7月〜令和6年3月まで受けられます。
また、21歳になる方を対象に検診の無料クーポン券を送付していますので、ぜひご利用ください。

■献血に行こう!
一人でも多くの命を救うために、皆さんの「愛」のあるご協力をお願いします。当日、医師の問診の結果、献血をご遠慮いただく場合があります。ご了承ください。

献血日:8月16日(水)
受付時間:午前9時30分〜正午、午後1時〜3時30分
会場:大刀洗ドリームセンター
対象:(1)(2)のどちらも満たす方
(1)体重…男女ともに50kg以上
(2)年齢…男性17〜69歳、女性18〜69歳
※65歳以上の場合、60歳以降に献血経験がある方に限ります。
※新型コロナウイルスワクチン接種後、48時間を経過している必要があります。

問合せ:健康課健康支援係
【電話】77-1377【FAX】77-3063

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