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自治体の皆さまへ

"つながるコーナー74"動物と関わることが、自分を支える

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福岡県大刀洗町

-Dogsalon LEAF(ドッグサロンリーフ)-
川上(かわかみ)あゆみさん(冨多)

川上さんが町で5年前に開業した「dogsalon LEAF」。
ドッグサロンを始めたきっかけやこだわりなどを聞きました。

■動物との関わり
子どもの頃から動物が好きで、犬や猫、ウサギ、ハムスターなどを飼っていました。その影響から、将来は動物に関わる仕事を志していました。
中学生や高校生の頃は、空手や柔道をやっていて、学校の先生からは、その体力を活かせる警察官や消防士などの仕事を勧められましたが、動物に関わる夢が諦めきれず、県内の動物専門学校へ進学しました。

■夢に向かって
専門学校は、動物看護師や訓練士などさまざまなコースがありましたが、自分のトリミング技術で動物の印象が変わることに興味を持ち、挑戦してみたいと思いトリマーのコースを選択しました。学校では、犬や猫などに関する基礎知識を学ぶため、学校で飼っている犬を家に連れて帰り、お世話をする制度があり、現在の愛犬リーフと出会いました。その他にも、一般のお客さんから預かった犬や猫をシャンプーし、トリミングする授業などもありました。そしてトリマーになるための知識や技術を学び、愛犬飼育管理士の資格などを取得しました。それと同時にいつかは自分のドッグサロンを開きたいという次の夢を抱きました。

■リーフとともに開業
専門学校卒業後は、さまざまなドッグサロンで働き、知識や技術面を磨きました。
そして結婚をきっかけに大刀洗町へ移住し、これまで学校で学んだことや働いてきた経験を活かし、念願だったドッグサロンを開きました。お店の屋号は、愛犬であるリーフの名前から取りました。リーフは首に持病があり、専門学校で飼い続けることが困難となったことから、私が引き取り一緒に学校を卒業しました。そして今日までリーフと一緒に歩んできたことをお店の名前として残したいと思い屋号にしました。

■外見だけでなく内面も大切に
開業してからこれまで、1人で小型犬から大型犬までたくさんの犬をトリミングしてきました。トリミングをする前に、必ずカットの長さや仕上がりのイメージ、性格などをヒアリングしながら、毛質や骨格などを確認します。その間に犬が警戒しないよう空間に慣れてもらいます。その後、シャンプーをしてトリミングを行います。
一人で全ての作業をすることは大変ですが、一人だからこそ細かいことに気づけることもあります。気になることがあったらどんなに小さなことでも飼い主に伝えます。中には動物病院を勧めたこともありました。外見の部分だけでなく、性格などの内面も見ることを大切にしながら作業しています。

■仕事が癒しや支えに
日々、触れ合う犬の可愛さや、お客さんの温かさに支えられ、それが癒しにもなっています。町内の方に多く来ていただいており、中には、私や子どもたちに差し入れをいただくこともあります。そんな町の人の温かさに囲まれて働けています。そしてトリミングをして喜んでもらえることが、仕事のやりがいになっています。

■子育てと仕事の両立
現在、子育てと仕事の両立に奮闘しています。子どもが発熱した際など、日程の変更を快く受けていただき、お客さんにとても助けられています。いつか自分と同じように子育て中の人が安心してトリマーとして働きやすくなるような活動などができたらと思っています。

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