児童虐待に関する相談件数は依然として増加傾向にあり、子どもの生命が奪われる重大事件が後を絶ちません。子どもの「命」、「権利」、そしてその「未来」を社会全体で守りましょう。
■児童虐待とは
保護者が監護する児童(18歳に満たない子ども)に対して行う行為で、4つに分類されます。全国的に、児童虐待に関する相談件数は増加しています。
■児童虐待の4つの分類
◇身体的虐待
殴る、蹴る、たたく、投げ落とす、激しく揺さぶる、やけどを負わせる、溺れさせるなど
◇性的虐待
子どもへの性的行為、性的行為を見せる、ポルノグラフィの被写体にするなど
◇心理的虐待
言葉による脅し、無視、きょうだい間での差別的扱い、子どもの目の前で家族に対して暴力をふるうなど
◇ネグレクト
家に閉じ込める、食事を与えない、ひどく不潔にする、自動車の中に放置する、重い病気になっても病院に連れて行かないなど
■ひとりで悩まないで
子育ては楽しいことばかりではありません。子育てのストレスが、ときに子どもへの虐待の引き金になることがあります。
モッカランドでは、子育ての悩みや心配ごとなどの相談を受付けています。ひとりで悩まず、その子にぴったりの支援を一緒に考えてみませんか。
■こんな相談を受付けます
◇子育て中の保護者の方からの相談
ことばが遅れている、落ち着きがない・子どもが何かに悩んでいるようだ・しつけなど子育てについて・子育てに疲れイライラする・子どもがかわいいと思えない…など
◇お子さん本人からの相談
とってもいやなことがあったけど、身近な人に相談できない、誰かに話を聴いてほしい…など
◇地域の人からの相談
近所で子どもの激しい泣き声が頻繁に聞こえてくる・日が沈んでいるのによく子どもが外にいるようだ…など
■気づいてほしい虐待のサイン
◇子どもの様子
・いつも子どもの泣き叫ぶ声や保護者の怒鳴り声が聞こえる
・不自然なけが(あざ、打撲、やけど)が見られる
・極端な栄養障害や発達の遅れが見られる
・衣服や体がいつも汚れている
・おやつや食事をがつがつ食べる、盗み食いする
・学校に行く姿を見かけない、理由もなく学校などを休む
・おどおどしており、親や大人の顔色をうかがう
・家に帰りたがらない
◇保護者の様子
・地域や親族などと交流がなく、孤立している
・子どもの健康状態に関心が低く、けがや病気をそのままにし、病院につれていかない
・子どもや育児について拒否的、無関心
・いきすぎたしつけ
・小さい子どもを家に置き、よく外出している
・子どものけがについて不自然な説明をする
■児童を守るための5か条
(1)「おかしい」と感じたら迷わず連絡
(2)「しつけのつもり」は言い訳
(3)ひとりで抱え込まない
(4)親の立場より子どもの立場
(5)虐待はあなたの周りでも起こりうる
◆児童虐待かもと思ったらすぐにお電話ください
・児童相談所虐待対応【電話】189
・久留米児童相談所【電話】0942-32-4458
・モッカランド(火曜休館)【電話】32-8585
※秘密厳守。匿名可
◆モッカランドにこども家庭センターを設置します
こども家庭センターでは、妊娠、出産、子育ての、いろいろな相談に応じます。
保健師や児童発達支援員、家庭児童相談員などが一緒に解決にむけて考えます。
産前・産後の体のこと、育児のことなど、お気軽にモッカランドにご相談ください。
問合せ:モッカランド
【電話】32-8585
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