■第11代大川市長 江藤 義行
皆さまからのご信任をいただき、第11代大川市長に就任いたしました江藤義行です。
今回の市長選挙は、「大川の駅」計画の是非を問う選挙であり、私たちの大川市の将来を左右する重要な選挙となりました。多くの皆様がこの計画に反対の声を上げ、約7000筆もの署名が集められました。しかし、残念ながらその署名は受け取られないままでした。この署名は私が責任を持って受け取り、真相解明を含めしっかりと対応してまいります。
「大川の駅」計画につきましては、公募に参加予定だった建設会社が予算が合わないことを理由に参加辞退の表明をしており、大幅に予算が上がる可能性があったことがうかがえます。公約にも掲げておりました通り、「大川の駅」大野島建設の撤回・そして見直しを進めてまいります。
今、大川市に求められているのは、一部の企業だけが潤う大規模な公共事業ではなく、全ての市民が恩恵を受けられる市民サービスの拡充です。限られた財源を有効に活用し、市民の皆さまの生活向上を第一に考えた施策に力を注いでまいります。
またこの選挙によって明確に示された民意をしっかり受け止め、「市民の皆さまが主役」であることを常に心に刻み、市政の向上と発展に全力で取り組んでまいります。
大川市は、人口減少や地場産業の低迷、財政の悪化といった厳しい課題に直面しています。「家具の街」としての伝統を守り、農業漁業を含む地場産業を盛り上げるため、新たな市場開拓や事業支援を行い、地域経済の活性化を目指していきます。
さらに、少子高齢化が進む中、子育て支援や教育を充実させ、子育て世帯が安心して暮らせる環境づくりを進めていきます。未来を担う子どもたちへの投資を強化することで、次世代の活力のある大川市を目指します。また、人生100年時代を見据え、シニア世代を支える福祉の充実にも力を入れてまいります。
そして、大川市を代表する作曲家古賀政男先生が示された音楽・文化芸術の伝統や大川の歴史を次世代に継承することも重要な使命です。心の豊かさや人との絆が求められる今日、音楽や文化芸術の振興は「まちの品格」を高めていくでしょう。
今後、外部の有識者のご意見を取り入れながら、市役所職員と一丸となって改革を進めて参ります。子供たちにも誇れる未来に向けた街づくりを皆さまと共に進めていけることを心より楽しみにしております。ご支援とご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。
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