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自治体の皆さまへ

わがまちをつくるひと vol.4

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福岡県大川市

■書道家 園田 輝美(そのだ てるみ)さん
1958年生まれ(66歳)三又校区在住。
幼少期は福岡市内で過ごし、大木町立大木中学校~福岡県立伝習館高校を卒業後、結婚を機に大川市へ。
故吉田成堂先生に師事し、現在はご子息の吉田成美先生に師事。
今年6月には「第48回毎日女流書展」にて、近代詩文書で福岡県知事賞を受賞した。
養真書道研究会所属。

◇「書道」は「出逢い」〜人と繋がれる書道を続けたい〜
〔Q〕現在、どのような活動を行われていますか?
〔園田〕三又校区の下林で書道教室を始めて、35年になります。その他にも、文化センターで行われている「市民学習講座」や若津幼稚園などいろいろなところで毛筆・硬筆を教えながら、自らも書展に出品したり、書作活動をしています。
作品創作の時には右脳をかなり使いますので、脳トレにもなりますよ!

〔Q〕「第48回毎日女流書展」で福岡県知事賞を受賞されましたが、受賞が分かった時のお気持ちをお聞かせください。
〔園田〕レタックスで受賞の一報を受けました。最初は嬉しさよりも驚きのほうが大きくて、後から徐々に喜びが込み上げてきました。「書」を続けてきてよかったんだと、安堵感を感じました。

〔Q〕書道家として活動のほかにも、たくさんの生徒さんたちに書道を教えられてますが、思い出やエピソードを教えてください。
〔園田〕先日、うちの教室を卒業していった生徒たちが遊びに来てくれました。みんなすっかり大きくなって、すでに社会人になっている子や、就活中で、「これから採用試験を受けます!」と力強く語ってくれた子もいました。子どもたちの成長を見ると、思わず目頭が熱くなりましたね。書道家になるという子が1人もいなかったのは残念でしたが(笑)

〔Q〕園田さんにとって書道とはどういうものですか?
〔園田〕筆を握り白い紙に墨の匂いを感じながら書くことは精神統一の時間です。
書道を通じて、たくさんの生徒たちに出会えたこと、そして生徒たちの成長の過程に一部分でも関われること。私にとって書道とは「出逢い」です。

〔Q〕園田さんのこれからの目標を教えてください。
〔園田〕地域の方々とつながれる書道を続けていくことです。
今回、「福岡県知事賞」という大きな賞をいただきましたが、これがゴールではなく次へのスタートだと思っています。これからも書きたい詩や言葉を楽しく書いて、現代書を多くの方に知っていただけるように精進していきたいと思います

〔Q〕最後に今後の大川市にどのようなことを期待しますか?
〔園田〕芸術・文化の発展にも尽力していただいて、心が豊かになるような魅力ある街になってほしいと思います。

園田書道教室に通っていたという教え子の一人に話を伺うと、「園田先生には書道だけでなく挨拶やお礼、脱いだ靴を揃えることなど礼儀作法も教えていただきました。社会人になった今でも先生に教わったことは役に立っています。これからも園田書道教室が書道を通じてたくさんのことを学べる場であり続けてほしい」と話しました。
書道を通じてたくさんの教え子の成長を見届けてきた園田さん。
今後益々のご活躍を祈念申し上げます。ありがとうございました。

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