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自治体の皆さまへ

わがまちをつくるひと vol.5

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福岡県大川市

■ガーベラ生産者 細江(ほそえ)勝(まさる)さん
1948年生まれ(76歳)三又校区在住
米とい草を生産する農家の家庭に生まれ、高校卒業後から家業を手伝うようになる。
いちごやバラの生産を経て、63歳の時にガーベラの生産を始める。
「令和5年度花き品評会」では、「ポレロフレディ」という品種のガーベラで「福岡県知事賞」を受賞。
久留米花き農協筆頭理事、JA福岡大城監事、大川市認定農業者連絡協議会会長を歴任。

■大川を花で溢れるまちに〜たくさんの人に花の魅力を伝えたい〜
[Q]細江さんがガーベラを作られるようになったきっかけを教えてください。
[細江] 最初はいちご農家をしていましたが体力的にきつくなり、40歳の時にバラの生産を始めました。しかし土壌菌が出てバラの生産ができなくなり、近所の方からガーベラを勧めてもらったのがきっかけです。

[Q]どのくらいの量を生産されていますか?
[細江] 私の所では、約20種類のガーベラを栽培していて、週に2回収穫を行います。鹿児島や都城、下関などの市場に毎週数千本出荷しています。
5月に業者を通じてオランダから苗を持ってきていますが、毎年新しい品種も増えています。

[Q]市内でも大川市で生産されたガーベラは購入できますか?
[細江] 市内のお花屋さんからの注文もありますので、お花屋さんに言ってもらえれば購入できますよ。

[Q]「令和5年度花き品評会」では、産物の部で「福岡県知事賞」を受賞されましたがその時のお気持ちを教えてください。
[細江] 市役所を通じて出品していたので、担当の職員から連絡があった時はとても嬉しかったです。市内でガーベラを生産している同業の方たちも一緒に喜んでくれました。

[Q]大川市はガーベラの生産が盛んなんでしょうか?
[細江] 市内には4戸のガーベラ農家があります。普段から情報交換をしたり、誰かが病気で花の手入れが出来ないときは手伝いに行ったりして、みんなで助け合いながら生産しています。
大川の土壌は粘土質で水持ちがいいので、大きくて綺麗な花としっかりとした茎が特徴です。また、生物農薬(※)という県内でも先進的な取組も行っています。(※)消毒の代わりに害虫を捕食する虫を放つこと

[Q]細江さんのこれからの目標を教えてください。
[細江] 私も今年で76歳になりましたが、私が辞めてしまうと生産が減ってしまいます。福岡県の方でもガーベラの生産には力を入れていますので、後継者を育てて、ガーベラの生産を引き継いでいきたいと思います。
これを見てガーベラの生産に興味がある人が出てきてくれたら嬉しいですね。生物農薬で消毒もいらないし、あまり手もかからないのでいいですよ(笑)

[Q]最後に今後の大川市にどのようなことを期待しますか?
[細江] 市と生産者が協力してお花で溢れるまちになって欲しいと思います。市の方でも飾花事業に取り組んでもらってますが、子どもたちにもお花の魅力を知ってもらうことで生産者が増えてくれたら嬉しいです。
福岡県はガーベラの生産が全国でも2番目と有数の産地です。
大川市のガーベラが全国に広まるように市内4戸の農家の皆さんの今後益々のご活躍を祈念申し上げます。
ありがとうございました

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