文字サイズ
自治体の皆さまへ

大切な人に伝えたい 私のもしものハナシ

18/32

福岡県大木町

■11月30日は人生会議(ACP)の日です。
いつ誰でも、命にかかわる病気やケガをする可能性があります。そして、「死」は平等に訪れます。命の危険が迫った状態になると、約70%の人が医療やケアなど自分の意思を伝えたり、決めた
りすることが出来ないと言われています。終活の一つである「人生会議」とは、自身のもしもの時のことを、前もって考え、繰り返し、家族や医療関係者などと話し合い共有することです。
まだ認知度が低く、身近なものではない人生会議ですが、大木町では人生会議をより身近に感じてもらうため、2つの取り組みをしています。

■考えましょう 自分の大切なこと~もしバナゲーム~
「もしバナゲーム」は、トランプのようなカードゲームです。余命半年という想定で、自分の身に「もしも」が起こった時に、「残りの人生をどのように生きたいか」、「何を大切にしたいのか」といったことを考えるゲームです。「縁起でもない」と避けてしまうような話題ですが、数人でゲーム感覚で気軽に取り組めます。

▽ゲーム参加者の感想
「死」ということはまだ先のことという気持ちで、後回しにしていました。今回のゲームを経験し、楽しい雰囲気で自分の死生観を考えることができ、これから先のことを考えるいい機会になりました。グループの皆さんも、真剣に考えてあり、皆さんのお話を聞くことも、とても貴重な経験になりました。 Mさん(笹渕)

■大切な人に想いを伝える ~エンディングノート~
エンディングノートは、「もしも」の時に必要となる情報をまとめるものです。医療や介護、葬儀、財産などについての希望を書き記し、家族や大切な人たちに伝えるものです。遺言書とは違い、法的な拘束力はありませんが、ノートを作成しておくことで、家族が本人の希望に沿って考えることができます。また、作成して終わりではなく、問題の整理やこれからのことを考えることができるノートです。

■「縁起でもない」をもっと身近に
今年度は、「終活事業」として健康福祉講座や女性の会主催で実施し、多くの人の参加がありました。人生会議は、繰り返し行うことが大切で、いつの時期が望ましいというものはありません。避けてしまいたくなるようなことだと思いますが、これからの自分自身のため、そして大切な人達のためにも、人生会議をしてみませんか?

問合せ:健康福祉課 地域包括支援センター
【電話】0944-33-0657

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU