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高齢者の20%が認知症⁉認知症の人との上手な付き合い方

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福岡県大木町

■認知症とは
「認知症」とは、さまざまな脳の病気により、もともと正常であった記憶や判断能力などの知能(認知機能)が徐々に低下し、日常生活や社会生活に支障がある状態をいいます。
日本では高齢化の進展とともに、認知症の人も増加しています。65歳以上の高齢者の5人に1人が認知症であると推計されています。また、65歳未満で発症する「若年性認知症」は全国で4万人近くいると言われています。認知症は誰もがなりうる病気なのです。

■認知症の誤解
認知症の症状は人によりさまざまです。「覚えられない」「忘れてしまう」と決めつけず、相手に寄り添うことが大切です。

◇症状の自覚がない
認知症の症状に最初に気づくのは、ほとんどの場合が本人だといわれています。物忘れが増えたり、できないことが増える変化に本人が一番驚き、混乱しています。

◇感情も忘れてしまう
認知症が進行し、物事の事実関係は忘れるようになっても、喜怒哀楽といった感情は残っています。

■4つの「ない」
認知症の人が安心して住み慣れた町で暮らし続けるためには、周囲の人の協力が不可欠です。
認知症の人と接するときには、4つの「ない」を意識しましょう。

◇否定し“ない”
例えば「財布を盗まれた」と身近な人を犯人扱いすることがあるかもしれません。最初から一方的に否定せず、まずは本人の訴えに耳を傾けましょう。

◇自尊心を傷つけ“ない”
乱暴な言い方や態度、子ども扱いは、認知症の人の自尊心を傷つけ、感情が不安定になったり、攻撃的な行動のきっかけになることがあります。

◇急がせ“ない”
思考や動作がゆっくりになるため、何をするにも時間がかかります。急がせたりイライラせずに、本人のペースに合わせましょう。

◇驚かせ“ない”
認知症の人は驚くとパニックに陥ることがあります。話しかける時は正面から近づき、視野に入ってから声をかけるなど驚かせないようにしましょう。

■応援者になる4つの「ない」 ~認知症サポーター養成講座~
認知症サポーターは、認知症を正しく理解し、偏見を持たず、認知症の人やその家族を温かい目で見守る“応援者”です。専門的な知識を持ったり、特別なことをする人ではありません。
認知症サポーター養成講座で認知症に対する正しい知識と接し方を身につけませんか?

◇認知症サポーター養成講座
日時:令和7年1月18日(土)13時半~14時半(受付13時~)
場所:こっぽーっとホール(総合体育館内)
対象者:どなたでも可

◇同日続けて、映画上映会も行います。
「オレンジ・ランプ」
39歳で若年性認知症と診断された丹野智文(たんのともふみ)さんの実話をもとに描く、家族の希望と支え合いの物語です。
時間:14時45分~(上映時間100分)
場所:こっぽーっとホール

問合せ:地域包括支援センター(福祉課内)
【電話】0944-33-0657

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