■4年間ありがとうございました
大木町地域おこし協力隊 小玉(こだま)みちる
大木町に住み始めて4年、地域おこし協力隊の活動を通して、たくさんの貴重な経験をさせていただきました。
2020年7月号から「広報おおき」のデザインやレイアウト、「大木町 地域おこし協力隊」のコーナーを担当させていただきました。
「広報おおき」のデザインでは、見やすく読みやすいユニバーサルデザインフォントやカラーを使用し、文字だけでは理解しづらいものをイラストや表で解りやすくレイアウトしたり、「みんなが読みやすい広報紙」を目指して紙面づくりを行ってきました。
「大木町 地域おこし協力隊」のコーナーでは、大木町ならではの風習やおいしい食べ物、がんばっている人を取材したり、地域おこし協力隊の活動などの記事を書いてきました。
取材では麦踏みやいちごの定植など農作業を体験したり、ひしの実の収穫にも挑戦したり、たくさんの人や未体験との出会いの連続でした。
その出会いのひとつに大木町産の農産物があります。農業が身近になかった私が、取材を通して真摯(しんし)にがんばっている農家さんたちに出会い、菜種油や米、麦などの農産物がたくさんの愛情と手間暇かけて育てられていることを知り、もっとたくさんの方々に大木町の豊かな農産物を知ってもらいたいと思うようになりました。
そして現在、筑後川の豊かな水、栄養豊富な土、温暖な気候の大木町をはじめする筑後平野で育った豊かな農産物を使用した身体にやさしい焼菓子を開発し、「大木町軒先マルシェ」などで販売しています。
大木町を初めて訪れた時に感じた「ちょっとゆっくり歩きたくなるような、ゆったりとした時間の流れ」を感じていただけるような、また大木町産の農産物を知るきっかけになるようなお菓子を目指して、日々奮闘しています。
地域おこし協力隊としての大半がコロナ禍での活動でしたが、出会った方々から「広報、いつも見ているよ」「(作成した軒先マルシェの)このロゴ、かわいいね」「お菓子、がんばってね」など声をかけていただいたり、地域のお祭りに誘ってもらったり、町の皆さんのたくさんの優しさに感謝の4年間でした。
地域おこし協力隊の任期は終わりますが、これからも一町民として大木町でお菓子作りなどの活動を続けていきますので、どうぞよろしくお願いします。
・大木町に越してきて、地域のお祭がたくさんあるのに驚きました。どのお祭りも子どもからおじいちゃんおばあちゃん、みんなが楽しんでいてステキだなと感じました。
夕焼けの美しさも大木町の魅力(みりょく)のひとつ。いつ見ても感動します。
・地域おこし協力隊のコーナーでは「麦踏み」を体験したり、大木町新春の風物詩「さぎっちょ」や堀の生き物調査も取材しました。
・大木町産菜種油「わのかおり」を使用した焼菓子。「道の駅おおき」での販売を目指しています!
・デザインしたチラシの一部
※詳しくは本紙をご覧ください。
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