秋も深まる11月10日、約500人の皆さんが、木佐木校区の各地域の温かいおもてなしを受けながら、のんびりとさるき(歩き)ました。
※詳しくは本紙をご覧ください
■大木さるこいフェスタ まっちライターレポート
大木町のヒト・モノ・コトを住民目線で伝える「まっちライター」。今回は2期生がさるこいフェスタに参加し、その様子をレポートしてくれました。
道半ばで雨が降る。蛭池公民館までは、まだまだ距離がある。寝ている娘と、役場から借りたカメラを上着でくるみ、とぼとぼと歩く。そんな時に傘を差しだしてくれる人がいた。とてもありがたい。ふと辺りを見渡すと、したたる雨に垂れ下がるケイトウが、とても美しく輝いて見えた。
待ちに待った、まっちライターの初仕事。『つながる木佐木さるこいフェスタ2024』の取材の日がやってきました。3人の子どもたちと、借り物のカメラを連れて、木佐木地区をさるきます。最後までもちこたえてくれとの願いもむなしく、侍島公民館を過ぎた辺りで天気が崩れ始めました。しばらくは雨の中を子どもたちと楽しく歩きましたが、それも束の間、ぐずった末娘を抱っこすると、すぐに眠ってしまうという困った状況に陥ります。だんだん強くなる雨の中、2人の子どもだけはなぜか元気に雨を楽しんでいますが、自分は余裕がなく、次の目的地を目指して黙々と歩いていました。
この状況を見かねた女性が傘に入れてくれました。おかげで、ケイトウを眺めながら、子どもを濡らすことなく蛭池公民館に到着することができました。雨が降らなければ、このような優しさを受けることはできなかったでしょう。雨には濡れてやや寒い状況でしたが、心温まる体験を味わうことができました。(宮川)
絵下古賀に足を踏み入れた瞬間、力の入れ方のすごさが伝わってきました。看板、川まつり、公民館の催し物、どれをとっても気合いを感じます。蛭池から歩いて来たため、絵下古賀に着いた頃には雨が降っていました。折りたたみ傘を片手に歩きました。まず目を引いたのは子どもたちが描いた看板です。入るときは「ようこそ」、出る時は「また来てね!」と書いてありました。絵下古賀から歩いた人たちは反対から来ますが、違うイラストが描かれていました。公民館で獅子頭を持った男性2人がいたり、手作り手芸品が展示されていたり、縁日の屋台のようなゲームが行われたりしていました。歩き疲れたので、お団子とお茶をいただいて休憩しました。大木町に住んでから9年が経ちますが、絵下古賀に行くのは初めてです。自宅から離れているので、行く機会がありませんでした。地域をあげて盛り上げようという想いが伝わってきました。(石川)
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