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自治体の皆さまへ

わたしと本 1

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福岡県大野城市

市では「市民読書活動推進計画」に基づき、全世代の読書活動を推進しています。市で活躍する人による本の紹介を通して、皆さんも特別な一冊を見つけてみませんか

■ブックトークボランティア「本のとびら」代表 荒谷裕子さん
『ぐりとぐらのかいすいよく』
なかがわりえこ/作 やまわきゆりこ/絵(福音館書店)

私の手元には子どものころ幼稚園で配本された「月刊こどものとも」が数冊残っています。文章の中から自分の名前の「ゆ・う・こ」を見つけて○で囲っている絵本もあり、小さなころから字に興味がある子どもだったようです。
その中で今回ご紹介するのは『ぐりとぐらのかいすいよく』。ぐりとぐらがうみぼうずに教えてもらった泳ぎ方、くらげ・およぎ、くじら・およぎ、イルカ・ジャンプは、近所のプールで真似をしていたことを今でもはっきりと覚えています。一番好きだったのは、ぐりとぐらがうすぐらい岩穴へ真珠を見つけにいく場面。岩穴に入っていくと「なみのくだけるおとがひびきます。ずっとおくに、あおじろいひかりがみえてきました。それは、みごとなおおつぶのしんじゅでした。」私の中では真珠は青白い光を放ってまぶしく輝いていますが実際にはそれほどまぶしくは描かれていません。想像力を足して絵本の絵を見ていたにちがいありません。
本を開くと、実際には行くことのできない美しい場所、こわいところ、不思議な世界をひとっ飛びで訪ねることができます。また、子どもたちは絵本を読んでもらうことで、より深く非日常の世界を楽しみ、満足して戻ってくることができます。
「本のとびら」では小学校高学年から中学生を対象に、テーマに沿ったいろいろなジャンルの本を紹介するブックトークを行っています。これからも本の中にあるワクワク・ドキドキ・ハラハラな世界を楽しく伝えていきたいと思います。

市のホームページでは、他の本の紹介も見ることができます。

問い合わせ先:
コミュニティ文化課芸術文化担当【電話】580-1996
まどかぴあ図書館【電話】586-4010

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