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12年が経過した「東日本大震災の今」 中学生被災地派遣事業

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福岡県大野城市

■共に東北の思いを目・耳・心で感じ、伝えることで未来につなごう
市内5中学校の代表10人が、中学生被災地派遣研修に参加しました。7月31日(月)から8月3日(木)まで、岩手県、宮城県、福島県を訪問しました。

●1日目
◇大船渡市吉浜地区視察
本市5中学校の名前が刻まれた石碑を見学し、長年にわたる吉浜地区と本市の深い絆を感じました。

◇宝来館女将の講話
津波に流された体験と、地域の人たちと裏山に避難道を整備した経験から、災害への備えを続ける決意を聞きました。

●2日目
◇いのちをつなぐ未来館訪問
震災当時、中高生だった語り部に当時の避難体験を聞き、避難のあり方を考える契機となりました。

◇釜石東中学校生徒間交流
先進的な防災学習を学び、中学生ができる防災・減災について現地の中学生とともに考えました。

◇陸前高田市元教育長の講話
大切な人をある日突然失うという災害の現実にふれ、かけがえのない一つ一つの命の重さを学びました。

◇大船渡プラザホテル職員の講話
震災をきっかけとした生き方や考え方の変化と、家族や友達の大切さについて話を聞きました。

●3日目
◇リアス・アーク美術館訪問
展示物や被災者のメッセージを見て、当たり前にあった日常が失われた悲しみと苦しみにふれました。

◇気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館訪問
建物の3階にまで車が流された様子を見学し、津波の威力の凄まじさを感じました。

◇南三陸震災復興祈念公園・写真館視察
職員が津波襲来直前まで避難を呼びかけ続けた防災対策庁舎跡地を訪れ、追悼の祈りをささげました。

●4日目
◇東日本大震災・原子力災害伝承館訪問
風評被害の現状や汚染水処理の課題を学びました。居住制限の解除に伴い、故郷に戻る人が増え、復興が進みつつある町の様子を見学しました。

●研修生の感想
・災害の大小関係なく、十人の被害があれば十通りの悲しみがあることが分かりました。(大野中学校 池田愛佳)
・東日本大震災への人々の思いを感じとれた、とても有意義な研修になりました。(大野中学校 南里悠)
・驚きばかりで、当時は私たちが想像できないほど非日常の連続だったと思いました。(大野東中学校 椛田梨乃)
・実際に現地へ訪れることで、被災された方々の思いを、目・耳・心で感じました。(大野東中学校 辰島亜美)
・実際に現地に行ったことで、復旧・復興には多くの人が関わっていることが分かりました。(大利中学校 辻元美和)
・研修の4日間で、自分の知らなかったことを、話を聞いて学ぶことができました。(大利中学校 花田結生)
・東北の方々の想いを大野城市の防災意識向上へしっかり繋げていきたいです。(平野中学校 小島葉月)
・当たり前な日常を大切にし、生きていることに感謝をしながら生活していきたいです。(平野中学校 島井啓杜)
・この研修を通して、震災について深く知ることができ、とてもいい経験になりました。(御陵中学校 中田俐々衣)
・この研修を通して、自然災害について目・耳・心で感じられ、良い勉強になりました。(御陵中学校 八坂翼)

■中学生被災地派遣研修報告会
心の教育フェスティバル内で、研修報告会を行います。
日時:11月4日(土)午前10時15分〜
会場:まどかぴあ大ホール

問い合わせ先:教育支援課
【電話】580-1909

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