国民健康保険特別会計は、国民健康保険(国保)の運営に関する収入および支出の会計です。歳出(支出)は、国保加入者の医療費の支払いや、国民健康保険の運営主体である県への事業費納付金、特定健診の費用などがあります。
歳入(収入)は、国保加入者が納付した国民健康保険税、国や県からの補助金・交付金などのほか、市(一般会計)からの財政支援(繰入)を行うことにより収支を維持しています。
●歳出
●歳入
●国保財政の状況
令和4年度の歳出の大部分は医療費(保険給付費)が占め、加入者1人当たりに換算すると、年間約33万円となっています。被保険者数の減少により、保険給付費の総額はやや減少したものの、被保険者1人当たりの保険給付費は増加しており、今後も高齢化社会の進展や医療技術の高度化などに伴い、増加することが見込まれます。一方で、被保険者数の減少などにより、国保税の税収は減少し、歳入不足が続いています。令和4年度も、一般会計からの繰入金総額7億7038万5千円のうち、1億3690万8千円を赤字補填(財政支援)として繰り入れ、歳入不足を補っています。
■総医療費・国保税・被保険者数の推移と国保財政健全化の取り組み
▽1人当たり総医療費・国保税と被保険者数の推移
●皆さんへのお願い
将来にわたって国民健康保険制度が持続可能なものとなるよう、現在、財政運営の見直しに取り組んでいます。
(1)医療費の適正化
◇特定健診など、自分の健康状態を把握し、健康づくりに努めましょう。
◇ジェネリック医薬品やかかりつけ医の活用により、医療費を削減しましょう。
(2)収納率の向上
◇保険税は必ず納期内に納めましょう。
◇会社の健康保険や家族の健康保険に加入した場合など、忘れずに届け出をしましょう。
▽取り組み状況
問い合わせ先:国保年金課
【電話】580-1846
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