eGFRは「慢性腎臓病」を見つけるための指標です
▼腎臓のはたらき
腎臓は、1日150ℓ(約大ドラム缶1本)の血液を、毛髪ほどの細い血管が集まった無数の糸球体でろ過し、老廃物や毒素を尿として体の外に出す大切な臓器です。
腎臓は、尿をつくるだけでなく、血圧の調整、血を造る作用、骨の代謝に係るホルモンが関係しています。したがって、腎臓が悪くなると、血圧が上がる、貧血になる、骨が弱くなるなど全身に影響が出てきます。
▼eGFR(イー・ジー・エフ・アール)とは
腎臓のはたらき具合が分かる指標で、100点満点中60点以上が正常値となります。クレアチニン(筋肉から出る毒素)値、年齢、性別で計算された推定値で、健康診査などの血液検査で分かります。年に1度の健診で自分の腎臓のはたらき具合を知っておきましょう。
▽大野城市特定健診結果eGFRの推移(一例)
▼腎臓を守る生活(ポイント!!腎臓の細い血管に負担をかけないこと)
・糖尿病、高血圧、脂質異常症、高尿酸血症などは治療する(血管が傷んで起こる病気を治す)
・塩分を控える(塩分は体に水分を溜め込むので、腎臓の血管に圧力がかかる)
・水分を摂る(体の老廃物や毒素を体の外に出す)
目安:1日500mlペットボトル3本程度
・バランスの良い食事と有酸素運動をする(腎臓内1つ1つの細胞を元気にする)
問い合わせ:健康課健康長寿担当
【電話】501-2222
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