10月から郵便料金が値上げになりましたが、昔郵便に関連した仕事をしたことを思い出しました。
JR筑肥線下山門駅に、ハガキ(葉書)の木を植えたことです。木の正式名はタラヨウ、モチノキ科常緑広葉樹で赤い実が麹(こうじ)のように群れを成じ、冬の季節によく目立ち、葉は常緑で細長く20センチほどと大きく、分厚くて表面に光沢があり、木の葉の裏側に釘や爪先などで文字や絵を書くと、すぐにその跡が黒く変色し書かれたものは葉が枯れても残ります。
弘法大師がこれを用いて字の勉強をした「学問の木」とか、戦国時代の頃、武士がこの木の葉に文書を書いて送り、「葉書」の語源になったと言われています。筆もペンも不要、葉だけあればよいので現代では天然のメモ帳といったところです。
現在は、この木タラヨウを郵便局の木と制定されています。実際に宛先を明記し、定形外の切手を貼れば、郵送することも可能との事です。住まい近くの郵便局にも葉書の木が植えられているかもしれません、ぜひ探してみてください。 (中)
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