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自治体の皆さまへ

わたしと本 2

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福岡県大野城市

■大野城まどかぴあ 林田スマ館長
・『道は開ける』
デール・カーネギー/著

・『なぜ男女の賃金に格差があるのか』
クラウディア・ゴールディン/著
鹿田昌美/訳(慶應義塾大学出版会)

市で活躍する人による本の紹介を通して、皆さんも特別な1冊を見つけてみませんか

●『道は開ける』
デール・カーネギー/著
私にとって読書は気持ちの整理や前向きの行動につながることが多く、悩んだり、落ち込んだり、立ち止まったりした時に向かうのは図書館や本屋さんです。
高校3年生のころから60年近くお守りのように私の本棚に立っているのはデール・カーネギーの『道は開ける』です。
受験生の私が先の見えない悩みを抱えもがき苦しんでいたとき、友達が「これを読んでごらん」と差し出してくれたのがこの本でした。
その中には、求めていたメッセージがたくさんありました。過去の失敗を今も引きずり起こるかも分からない未来を見ていること、落ち着いて今日1日を最大限活用して行動することなど、受験勉強中の私の心にとにかく、前を向いて今を頑張るしかないという思いが湧き上がったのを覚えています。
それからも人生のさまざまな曲がり角でこの本を開き、教えられ、諭され、励まされ、気持ちを切り替えました。今でもページをめくりながら、そのころのことを懐かしく思い出します。きっとこれからも傍において何度も読み返し背中を押してもらうことでしょう。

●『なぜ男女の賃金に格差があるのか』
クラウディア・ゴールディン/著
鹿田昌美/訳(慶應義塾大学出版会)
昨年ノーベル経済学賞を受賞したクラウディア・ゴールディン教授のこの著書が貴重な一冊になりました。
アメリカ経済の歴史的変化のデータとともに男女間の賃金格差が生じる原因について、具体的な事例で分かりやすく解き明かされています。
まどかぴあ男女平等推進センターで市民のみなさんと学び続けてきた課題を振り返りながらページをめくっています。

本の詳しい紹介は、ホームページで見ることができます。

問い合わせ先:
◇コミュニティ文化課芸術文化担当【電話】580-1996
◇まどかぴあ図書館【電話】586-4010

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