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救急医療を守るために

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福岡県大野城市

■医師の働き方改革
病院などの医療機関は、市民の健康を守るために昼夜を問わず尽力しています。日本の医療は、医師の長時間労働に支えられてきました。一方で医師の長時間労働による健康への影響が懸念されています。医師の健康確保とともに、医療の質を確保することからも、医師が疲弊せずに働けることが重要です。
令和6年度から、時間外・休日労働時間の上限規制がなかった医師にも、一般の労働者と同程度である960時間を上限として適用される「医師の働き方改革」が始まります。救急医療の質を確保し、誰もが必要なときに、安心して適切な医療を受けられるようにするには「上手な医療のかかり方(医療機関の適正受診)」が大切になります。

■いざという時に備えてかかりつけ医を持ちましょう
病気や日頃の健康に不安を感じたり、気になることがある時は、まずは「かかりつけ医」に相談しましょう。
「かかりつけ医」は、健康に関することを相談できる上、必要なときには専門医、専門医療機関を紹介してくれる、身近で頼りになる医師です。

「かかりつけ医」は、健康診断や予防接種などを受けるために身近な医療機関に行くことで見つけることができます。県内の医療機関を検索することができる「ふくおか医療情報ネット(福岡県医療機関情報案内)」も活用しましょう。発熱の症状の際には、「ふくおか発熱外来検索サイト」も活用できます。

■かかりつけ医を持つ「3つのメリット」
1 病気の早期発見
日頃の健康管理の相談ができ、患者本人や家族の身体をよく知っているので、見逃しがちなサインを捉え、受診を促してくれます。

2 もしもの時の素早い対応
患者本人や家族の病状や病歴、家族構成、薬のアレルギーなどを把握しているので、もしものときに素早い対応をしてくれます。

3 専門家の紹介がスムーズ
入院や高度な治療が必要な場合に、適切な病院や症状に応じた診療科を紹介してくれます。

■医療機関・救急車の適正利用に協力を
●家族の様子がおかしい!救急車を呼ぶ?呼ばない?
まずは慌てずに、救急車を呼ぶべきか迷ったときは、「福岡県救急電話相談」、こどもの場合は「福岡県小児救急医療電話相談」に電話して、医師や看護師などの専門家に相談しましょう。

◇子どもの急な病気やケガの相談
小児救急医療電話相談
【電話】#8000または【電話】731-4119

◇急な病気やケガの相談
在宅患者救急時電話相談
【電話】#7119または【電話】471-0099

●救急車は限りある資源です
119番の救急要請を受けると、現場を管轄する消防本部・消防署から救急車が出動します。しかし、管轄内の救急車が出動している場合は、別の管轄から救急車が出動することになり、現場への到着に時間を要します。このため、生命に危険のある傷病者に対する救命措置が遅れてしまいます。
一刻も早い治療が必要な人のために、タクシーや自家用車で病院に行けないか、119番通報をする前に考えてください。

緊急に病院へ搬送しなければならない場合は、迷わず119番通報をしてください。

●休日や夜間を避け、平日の診療時間内に受診しよう
休日・夜間における市民の救急医療確保のための休日・夜間当番医は、一般社団法人筑紫医師会と筑紫医師会会員医療機関が関係機関と連携しながら、その役割を担っています。
本来、この救急外来は、救急患者や突然重篤な症状となってしまった人のための外来です。また、救急外来は限られた人数の医療従事者で対応しています。
不要不急な受診が増えると、医療従事者の負担が増し、本当に救急外来が必要な患者も、十分な医療が受けられなくなってしまいます。比較的症状が軽いときに、仕事や用事を調整して、できるだけ日中の診療時間内に受診しましょう。診療にかかる費用も夜間診療、救急外来よりも安くなります。

●上手な医療のかかり方プロジェクト
厚生労働省では、みんなが安心して医療を受けられ、みんなの医療が守られるように「上手な医療のかかり方」プロジェクトを推進しています。どういう場合に、どこに相談すればいいか、救急車を呼ばなければならないのはどういうときか、分かりやすく説明しています。

問い合わせ:健康課健康長寿担当(すこやか交流プラザ内)
【電話】501-2222

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