元日に発生した「令和6年能登半島地震」では、特に能登地方に甚大な被害が発生しました。ライフラインでは、浄水場や水道管といった水道施設も被害を受けて、長期の断水を余儀なくされました。水道は日常生活のあらゆる場面で欠かせないものであり、被災地での不便な状況を見ていると、蛇口をひねればいつでも水が出ることのありがたさを改めて感じています。
一方、福岡県では昨年8月から平年より降雨量が少なく、水不足が心配されています。大野城市の水道は自己水源だけでは賄えないため、約3分の2は筑後川から供給される水に頼っています。筑後川水系にあるダムの貯水率を調べると平年よりかなり低い状況になっており、いつもよりも節水を心掛けるようにしています。
例年では3月中旬から4月にかけては「菜種梅雨」といわれるまとまった雨が降る時期となっています。雨の日が続くのは憂鬱(ゆううつ)になりますが、ほどほどの雨が降って早く水不足の解消に向かってほしいものです。(直)
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