食べていますか 元気の源 朝ごはん
■朝ごはんと体内時計
私たちの体には、体内時計が備わっていて、25時間の周期で睡眠や体温、血圧、ホルモンの分泌などのリズムを刻んでいます。1日は24時間なので、このズレを調整する必要があります。朝日を浴び、朝ごはんをとると体内時計がリセットされ、このズレを調整することができ、1日のリズムが整います。
■朝ごはんを食べるとこんな良いことがあります
◇肥満を予防する
朝ごはんを食べない生活を続けると、体はエネルギーを節約しようとするため、体脂肪を分解する能力が低下し、体脂肪を蓄えやすい体質になります。また、朝ごはんを抜くと、つい昼食や夕食を食べ過ぎたり間食をとったり、エネルギー過剰になりやすい傾向があります。
◇生活習慣病を予防する
朝ごはんを抜いて食事が1日2回になると、食後の血糖値の急激な上昇を招いたり、肝臓でのコレステロールや中性脂肪の合成が増えたりして、生活習慣病の原因につながります。
◇便秘を予防する
胃や腸が刺激を受けて、規則正しい排便習慣が身につき便秘を予防します。また、野菜や海藻に多く含まれている食物繊維は便秘を解消します。
◇学力や体力がアップ
朝ごはんを毎日食べている子と食べていない子を比べると、朝ごはんを毎日食べている子の方が、テストの平均正答率も体力テストの点数も高い傾向が見られます。
■まずは朝食を食べる習慣をつけましょう
朝食が大事であることが分かっていても、朝は忙しく朝食を食べる時間がないという人もいるのではないでしょうか。普段朝食を食べない人は、まずは簡単にとれるヨーグルトや果物などから始めてみましょう。朝食を食べる習慣がついてきたら、徐々におにぎりやみそ汁、納豆など品数を増やしていきましょう。そうすることで、朝食を習慣的にとれるようになっていきます。
朝食を食べる習慣がない人は徐々に増やしていきましょう!
■バランスの良い朝食って?
バランスの良い朝食をとるためには、主食(ごはんやパン)だけではなく、主菜(肉、魚、卵、大豆製品など)や副菜(野菜、きのこ、海藻など)も意識して食べることが大切です。品数を増やすのが負担に感じる人は、納豆ごはんにしたり、汁物に野菜・きのこ・海藻などを入れたりすると、簡単に栄養バランスをとることができます。毎日の朝食を楽しむために、栄養バランスを考えながらさまざまな料理を取り入れてみましょう。
問い合わせ先:健康課健康長寿担当(すこやか交流プラザ内)
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