■大野城心のふるさと館のおすすめ(13)
◇「発掘された日本列島2024」
大野城心のふるさと館では、1月5日(日)から2月16日(日)までの期間で特別展「発掘された日本列島2024」を行っています。
この特別展では、近年全国的に注目された遺跡の発掘成果を紹介する「新発見考古速報」として、縄文(じょうもん)時代から江戸(えど)時代にかけての出土品(しゅつどひん)を展示します。また、継続的な発掘調査や研究によって明らかになった「地域の特性や魅力」などを紹介する「わが町が誇(ほこ)る遺跡」として北海道の2つの遺跡と群馬県の1つの遺跡の資料も紹介します。
北海道の史跡ピリカ遺跡から出土した旧石器代の石器には、その大きさに驚かされます。
また、一度葬(ほうむ)った人を再び埋葬(まいそう)し直す福島県や茨城県の再葬墓(さいそうぼ)からは、当時の人々の風習を知ることができます。
さらに、今話題となっている人物埴輪(はにわ)や鶏形(にわとりがた)埴輪なども多数展示します。
地域の発掘成果を紹介する「地域展」では、「日本遺産『西の都』成立前夜の国際交流」をテーマに、大野城市内の善一(ぜんいちだ)古墳群(こふんぐん)などから出土した朝鮮半島にあった新羅(しらぎ)との関係が分かる資料を紹介し、当時の国際交流に迫ります。
「発掘された日本列島」は、平成7年度からはじまり、今回で30回目となる記念の回となります。
寒い季節ですが、暖かい館内でゆったりとした時代の流れを感じてみるのはいかがでしょうか。
会期:1月5日(日)〜2月16日(日)
問い合わせ先:心のふるさと館ミュージアム担当
【電話】558-5000
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