平成7年1月17日5時46分に発生した阪神・淡路大震災では、犠牲者は6千人以上にも達し、戦後に発生した自然災害では、東日本大震災が発生するまでは最悪の災害でした。
当時大学4年生であった自分は、これは大変なことが起きたと思いながらも、ただテレビから流れる画像を見ていただけでした。それから2年後、たまたま神戸市長田区を訪れました。更地だらけで、復興には程遠い街並みを眺めた時、発災時に何も力になれなかった自分を悔しく思ったのを、今でも鮮明に覚えています。
自然災害の発生は誰にも防ぐことはできません。自分たちにできることは、犠牲になった方々の教訓を活かし、いざという時のために備えておくことだと思っています。
あれからちょうど30年、今年も慰霊の日を迎えます。心の中で、静かに合掌します。 (T)
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