介護を社会全体で支える目的で2000年に創設された介護保険制度。一般会計とは別に特別会計を設け、被保険者の皆さんの介護保険料を保険給付費の支払いや介護予防事業に充てるなど、相互扶助で運営しています。
歳入約55億6,217万3千円、歳出約54億9,556万2千円で、約6,661万1千円の黒字。
■被保険者数、認定者数ともに増加
令和4年度末時点、本市の第1号被保険者は20,072人。そのうち要介護(要支援)認定を受けた人は3,422人、認定率は17.0%、約6人に1人が要介護(要支援)認定を受けています。
全国・県全体と比べて本市は低く推移していますが、高齢者人口の増加により介護や支援を必要とする人は増加傾向にあります。
■介護保険給付費の推移
介護サービスを利用する場合、利用者の負担は所得に応じて1割~3割、残りの9割~7割は保険料や公費などの保険給付費でまかなわれています。全国的な介護報酬引き上げや認定者数増加で保険給付費は上昇し、平成30年度と令和4年度を比べると5年間で約4億7000万円、約10%増加しています。
■介護保険給付費の適正化のために、わたしたちができること
持続可能な運営のため、市ではケアプランを点検し給付適正化へ取り組んでいます。年に2回、サービス内容や利用者負担額などを記載したはがきを送付しています。サービスを利用した人は、記載内容が正しいか確認してください。
■11月11日は介護の日「いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう」
厚生労働省では、介護の理解と認識を広め、介護サービス利用者とその家族、介護従事者などを支援し、地域社会での支え合いや交流を促進する観点から、毎年11月11日を介護の日としています。これを機会に身近な介護について考えてみませんか。
問合せ:介護保険課 介護保険係
【電話】内線372
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