九州国立博物館 交流課
■世界と繋がる博物館へ
九州国立博物館は、アジア諸国との文化交流を推進する拠点としての役割を果たすため、海外の博物館などとの学術交流、共同研究、研究者の派遣・受入や研修、国際シンポジウムの開催などの交流事業に取り組んでいます。
韓国、中国、ベトナム、タイ各地の博物館などとの学術文化交流協定を礎として、文化と芸術が日本と世界を繋ぐ取り組みを推進しています。コロナ禍では、人的交流事業を中止せざるを得ない厳しい状況が続きましたが、今年度から徐々に再開しています。直近では、タイ王国文化省との共同研修や、韓国の国立博物館との相互研究員派遣を実施しています。
コロナ禍において、新しい取り組みも生まれました。一つ目は、国立扶餘(プヨ)博物館と連携して実施したオンラインワークショップです。双方の博物館をオンライン中継で繋ぎ、代表的な所蔵品を日本の参加者に紹介しました。現地に行くことができなくても異国の歴史や文化を感じることができ、今後につながる取り組みとなりました。二つ目は、facebookで多言語による発信を始めたことです。海外での利用者が多いfacebookを通じて、日本語だけでなく英語、中国語、韓国語でも発信することにより、より多くの人に来館してもらうことを目的としています。3名の国際交流員が、独自の視点から当館の魅力について毎週投稿していますので、一度ぜひ見てください。
■12月の展示情報
○特別展(3階特別展示室)
・古代メキシコ―マヤ、アステカ、テオティワカン
会期:開催中~12月10日(日)
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