私のだざいふ

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太宰府市総合戦略推進委員
株式会社三井住友銀行公共・金融法人部　部長　松澤　尚史(まつざわ　ひさし)さん

私と太宰府の関わりは、『HOTEL CULTIA(ホテル　カルティア) 太宰府』の開発企画をするところから始まった。
歴史や文化の魅力に加え、季節や時間の移り変わりによって、それぞれの空気感を味わえる太宰府を日帰りではなく、ゆっくり滞在して楽しんでもらいたいと思い門前町にある古民家を活用した分散型ホテルの企画を思い立った。
以降、地元の関係者の皆さん、他の地域で古民家ホテルの開発に携わっている事業者の皆さん、観光庁の皆さんなどの協力を頂き、そして何よりも古民家のオーナーさんの温かいご理解に支えられ、2019年10月に『HOTEL CULTIA 太宰府』はオープンした。
先日久しぶりにホテルにあるレストラン『LE UN(ル　アン)』を訪れた際、隣のテーブルでは3人の女性がランチを楽しんでいた。1人は太宰府の方で、東京に住んでいる2人のお友達を招いてのお食事会。聞こえてきた会話は、「素敵なお店でしょ?どうしても2人を連れて来たくって」と。インバウンドや富裕層だけでなく、こうした地元の方に愛される使われ方もいいものだ。