きゅうはく通信(153)

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九州国立博物館

■令和5年度の特別展について
長らく続いたコロナ禍もようやく落ち着きを取り戻し、新緑が目にまぶしく爽やかな風が心地よい季節となりました。
さて、今年度の当館の特別展は、「アール・ヌーヴォーのガラス-ガレとドームの自然賛歌-」を皮切りに、「憧れの東洋陶磁-大阪市立東洋陶磁美術館の至宝」、「古代メキシコ-マヤ、アステカ、テオティワカン」といった楽しみな海外作品の展覧会が続きます。
現在開催中の「アール・ヌーヴォーのガラス」では、19世紀末から20世紀初頭にかけてフランスで起こった「新しい芸術」(アール・ヌーヴォー)で生み出された美しいガラスの数々を展示しています。
7月に開催する「憧れの東洋陶磁」では、大陸から海を越えて日本に渡り、日本人が大切に受け継ぎ、いつくしんできた貴重な東洋陶磁を紹介します。世界的に評価の高い大阪市立東洋陶磁美術館の所蔵品のうち、国宝2点を含む選りすぐりの名品を楽しんでください。
「古代メキシコ」では、マヤ文明など古代メキシコの代表的な文明に焦点をあてます。アジア初公開となる「赤の女王」(レイナ・ロハ)をはじめ古代メキシコの至宝約140件が集結します。
さらに来年2月には、「生誕270年長沢芦雪(ながさわろせつ)-若冲(じゃくちゅう)、応挙(おうきょ)につづく天才画家-」を開催します。

■5月の展示情報
○特別展(3階特別展示室)
・アール・ヌーヴォーのガラス-ガレとドームの自然賛歌-
会期：開催中～6月11日(日)

○特集展示(4階文化交流展示室)
・誕生250年記念秋田蘭画ことはじめ-それは『解体新書』から始まった-
会期：開催中～6月11日(日)