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きゅうはく通信(156)

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福岡県太宰府市

九州国立博物館 企画課

■憧れの東洋陶磁―日本と東洋陶磁が紡いだ長く深い歴史を辿る
九州国立博物館では、特別展「憧れの東洋陶磁―大阪市立東洋陶磁美術館の至宝」を開催中です。世界的に評価の高い東洋陶磁コレクションを擁する、大阪市立東洋陶磁美術館の所蔵品から、選りすぐりの88点を公開し、さらにこれらと組み合わせることで歴史的な意味を増す作品を加えて、全112件(内、国宝3件、重要文化財19件)を公開しています。
第一章は、「東洋陶磁礼賛―名品で辿る東洋陶磁の歴史」と題し、中国陶磁および韓国陶磁の壮大な歴史を、溜息の出るような名品で辿る贅沢な機会となります。
第二章は、「日本文化となった東洋陶磁」と題して、日本と東洋陶磁が紡いだ長く深い歴史の中から、特に重要な4つのトピックである[九州から出土した東洋陶磁]、[禅宗寺院の喫茶と茶器]、[足利将軍家と唐物(からもの)]、[近世日本の食の器―中国陶磁の影響]を、絵画や出土遺物と大阪市立東洋陶磁美術館の所蔵品を併せて紹介します。なかでも、国宝秋景冬景山水図(しゅうけいとうけいさんすいず)(京都・金地院)と、重要文化財青磁鳳凰耳花生(せいじほうおうみみはないけ)などを組み合わせた、室町将軍家の御殿の座敷飾りの再現や、国宝と重要文化財(当館所蔵品)の2つの油滴天目(ゆてきてんもく)が並ぶコーナーは必見です。
ぜひこの夏は、当館で、人々を魅了し続ける東洋陶磁の美に浸り、その壮大な歴史に思いを馳せてください。
※所蔵者表記のないものはすべて大阪市立東洋陶磁美術館所蔵

■8月の展示情報
○特別展(3階特別展示室)
・憧れの東洋陶磁―大阪市立東洋陶磁美術館の至宝
会期:7月11日(火)~9月3日(日)

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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