私のだざいふ

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太宰府市副市長　原口　信行(はらぐち　のぶゆき)

正月を迎え、家族が集まると、必ず話題に上る話があります。雪の四王寺山に登った時のことです。
長男が小学校高学年、長女が低学年の冬の朝、窓の外はうっすらと雪景色、私は子ども達に四王寺山に登る提案をしました。
彼らは山を見るなりすぐその気になり、お菓子とお茶のペットボトルを持って、坂本から登り始めました。
樹冠に覆われた山道の積雪は少なく、時より木の枝についた雪が落ちる程度で、長女はドングリを拾いながら登っていきました。
頂上につき、往路を引き返すつもりでしたが、何を考えたか、岩屋城跡経由で太宰府天満宮まで行こう!ということになりました。
気温は低く空気は澄んでおり、途中で出会う「石仏」に頭を下げながら楽しく歩きました。帰りに参道でうどんを食べ、満足して帰途につきました。
ところが、その夜からが大変でした。長女がインフルエンザで発熱し、その後長男、私、妻と次々に感染し、持病で山に行けなかった妻から「無理するからよ!」と小言を言われました。
今では良い思い出です。