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令和6年9月市議会市長提案理由説明

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福岡県太宰府市

8月27日開催の令和6年太宰府市議会第3回定例会において、楠田市長が議会開会にあたり、挨拶および提案理由説明を述べました。

本日ここに、令和6年第3回太宰府市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様におかれましては、大変ご多用の中にご参集いただきまして、厚く御礼を申し上げます。
さて、本市では昨日まで39日間連続猛暑日となりこれまで24日間であった国内最長記録を大幅に更新中であります。昨日から学校が再開した児童生徒たちにとっては夏休み丸々猛暑日だったことになり、まさに異常な暑さです。
こうした事態も予測し、他自治体に先駆けていち早く市内公共施設をクーリングシェルターに指定するなど熱中症予防に努めてきたところでありますが、今後は「日本一暑さが続くまち」として更なる啓発や対応に努めて参ります。
また、今年の梅雨も線状降水帯発生予測情報が複数回発出され、災害対応の鉄則であります「空振りを恐れるな」との認識のもと夜を徹し自主避難所を開設するなど、関係機関とも連携しつつ市を挙げて対応に努めて参りました。
幸いにも今年は大きな被害も無く梅雨明けを迎えることができましたが、これから迎える台風シーズンに向けて引き続き警戒を行って参ります。まずは近づく台風10号への対応に努めて参りますので、最新情報にご注意ください。
先日までパリオリンピックでは多くの日本選手が活躍し感動を呼びましたが、明日28日からはパラリンピックが開会し、本市在住で令和の都だざいふ応援大使でもある道下美里選手が女子マラソン視覚障害クラスで出場します。
7月31日には市民壮行会を開催し、同じく障がいを持ちながら世界を目指す大学生や陸上で先日全国制覇を果たした中学生が激励メッセージを送ってくれました。道下さんのバトンが次代を担う若者たちにつながるよう願います。

こうした活動をサポートしていくためにもやはり安定した市政運営が肝要です。お蔭様で昨年度決算も市税収が3%大幅増の88億円超、ふるさと納税は1.5倍増の18億円超と飛躍的増加となり、併せて100億円を大きく超えました。
確かな増収により中学校完全給食など念願の施策を実現できたと同時に16億円を超える黒字決算を達成し、基金を確実に積み上げるとともに今後金利の上昇により利払いの増加が予測される市債も着実に減らすことが出来ました。
こうした状況は人口動態にも好影響を及ぼし、昨年は出生数が改善するとともに転入者増と転出者減が相まって社会増が前年より30倍増となり、生産年齢人口も増加しました。自立持続可能性自治体全国22位を裏付けた形です。
市長に就任して6年半あまり、このような好循環が軌道に乗ってきましたことはこの上ない慶びであります。この暑い夏もそれぞれの場で躍動し輝きを放っていた子どもたちが、令和の都だざいふで更に羽ばたくことを切に祈ります。

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