■教えて、財政のこと編
「どれくらいの収入や支出があったの?」
「次の表のとおりです。すべての会計で黒字でした。一般会計は16.4億円の黒字でした。」
◆一般会計・特別会計
◆企業会計(消費税込み)
▽太宰府市の水道料金は高い?
使用水量20立方メートルの場合、水道料金と下水道使用料を合わせると福岡都市圏17団体中7番目に安いです。
「どんな収入や支出があったの?」
「内訳は次のグラフのとおりです。前年度に比べると、歳入は市税2.6億円増、ふるさと納税寄附金5.7億円増。全体で18.7億円増えました。歳出は社会保障や物価高騰対策の給付などで民生費が8.4億円増、水城小学校の建替などで教育費が12.6億円増。全体で21.9億円増えました。」
◆普通会計の歳入・歳出(一般会計・住宅新築資金等貸付事業)
■お金の主な使い道編
令和5年度は「市民ニーズに応える令和の都だざいふ予算」に沿って、次のような事業を行いました。
◆第1の戦略 太宰府の底力総発揮構想(成長戦略)
●令和発祥の都太宰府「梅」プロジェクトの更なる促進 令和発祥の都太宰府「梅」プロジェクト促進事業
1,106万円
既存製品を磨き、新製品9品を開発。太宰府梅園構想のもと、史跡地や公園に59本の梅の木を植栽しました。
プロジェクトの中期事業計画を策定し、将来に向けた方向性と目標を確認。市内農家が梅をはじめとする農産物を出荷する手数料の一部を補助し、特産品開発の原材料となる農産物の生産・出荷量を増加させました。
●ニュー太宰府構想の具体化 総合交通計画の改訂
356万円
渋滞問題の緩和や安全な交通環境の実現に向け、社会情勢の動向を踏まえた交通施策を示す総合交通計画の改訂を検討しました。自転車の役割拡大やサイクルツーリズムなどを推進するため、自転車の活用推進を検討しました。
●企業誘致、起業創業支援の強化 コンサルティング企業による企業誘致支援
407万円
新たな取り組みとして、民間のコンサルティング企業のノウハウを活用し、太宰府市企業誘致戦略書を策定、企業誘致の方向性を明確にしました。
コンサルティング企業主催の「自治体×企業マッチングイベント」に参加し、地域課題解決のための連携を提案する企業と誘致に向けて協議しました。
●世界に羽ばたく人材育成の前進 世界に羽ばたく人材育成表彰・子ども学生美術展
93万円
令和の都だざいふらしい次代を担う若い才能を顕彰し育成する「世界に羽ばたく人材育成表彰」「令和の都だざいふ 子ども学生美術展」を実施。
人材育成表彰では93人・15団体を表彰。美術展では700点を超える応募作品の中から、太宰府市長賞をはじめ、52点の入賞作品を表彰・展示しました。
●太宰府ならではの観光文化財施策の更なる充実 観光おもてなし美化活動の推進
5,192万円
我が国を代表する国際観光都市として、おもてなしの心で観光客の皆さんを迎えるため、市内観光史跡地の草刈りやトイレの維持管理、幹線道路の美化活動などに積極的に取り組みました。
◆第2の戦略 太宰府型全世代居場所と出番構想(移住定住戦略)
●中学校完全給食を始め子育て・教育環境の更なる充実
・中学校完全給食の実施
1億7,127万円
令和6年1月10日に太宰府市立中学校全4校で待望の完全給食をスタート。市内に新設された民間調理場から、安全で安心な給食を提
供し、次代を担う中学生の教育環境を充実させ、子育て世帯を支援しました。
・不登校児童生徒支援の推進
4,731万円
市内2カ所につばさ学級を設置、中学校4校と小学校2校のサポートルームには不登校対応専任教員を配置しました。スクールソーシャルワーカーを3人配置するほか、市内大学と連携し、大学生が子ども一人一人に寄り添い安心して過ごせる居場所を作るキャンパススマイルを行うなど、児童生徒の不登校に対する支援に取り組みました。
●ハードソフト両面からの全世代交流拠点の創設
・全世代交流フリースペースの活用推進
875万円
誰でも気軽に学習・交流できる場所としていきいき情報センター1階にオープンした「全世代交流フリースペース」。学習などでの利用者が増えたことから、机を増設。さまざまな世代で交流できる、eスポーツ体験会などのイベントを開催。
利用しやすい場を提供するため、清掃、設備管理、警備員の配置をしました。
・全世代交流型移動図書館
2,331万円
移動図書館「すくすく号」のリニューアルを実施。
今回で5代目の「すくすく号」は、お馴染みの黄色の車体に、令和の都だざいふ応援大使おとものタビットと市民図書館のキャラクターひよこが仲良く本を読んでいるイラストを描きました。車いすやベビーカーのまま乗り込み、直接本を選ぶことができる可動式リフトを導入しました。
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